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レジストリの概要

Oracle Database for Windowsでは、構成情報はツリー構造に編成されたリポジトリ(レジストリ)に格納されます。

ツリー構造は、レジストリのキーおよびそのキーのパラメータ値から構成されます。レジストリ エディタで、レジストリ・キーとパラメータ値を表示して変更できます。

キーとは、「レジストリ エディタ」ウィンドウの左のペインに表示されるフォルダです。キーには、サブキーまたはパラメータが含まれています。

注意:

レジストリ エディタを使用すると、レジストリ・キーおよびパラメータ値を表示し、変更できますが、通常その必要はありません。実際、変更が適切でないとシステムが使用できなくなることがあります。したがって上級ユーザー以外は、レジストリを編集しないでください。レジストリに変更を加える場合は、その前にシステムをバックアップしてください。

レジストリ エディタのパラメータは、次のような3つの部分から構成された文字列として表示されます。

  • パラメータ名

  • 値のクラスまたはエントリ・タイプ

たとえば、パラメータORACLE_SIDの場合、レジストリに次のエントリがあります。

ORACLE_SID:reg_sz:orcl1

Oracle Database for Windowsパラメータの値のクラスは次のとおりです。

  • 文字列値。パラメータの値エントリをデータ文字列として識別する接頭辞REG_SZREG_EXPAND_SZ(展開可能文字列の場合)またはREG_MULTI_SZ(複数行文字列の場合)が付きます。

  • バイナリ値。値エントリをdwordまたはqword (16進データ)エントリとして識別する接頭辞REG_BINARYREG_DWORDまたはREG_QWORDが付きます。

ほとんどのOracle Database for Windowsパラメータ値は文字列型です。型が指定されていない場合は、Oracle Universal Installerのデフォルトが使用されます。