リモート・ディスプレイの有効化

クライアントでインストール・ウィンドウを表示できるようにするには、コンテナ環境でOracle Real Application Clusters (Oracle RAC)のリモート・ディスプレイ制御を有効にする必要があります。

この例では、クライアントからコンテナ・ホストへのリモート・ディスプレイを有効にし、Gridユーザーとしてログインします。
  1. クライアント・マシンから、xhostを起動します(ここではuser-client-1)。

    # hostname
    # xhost + 10.0.20.150

    ノート:

    10.0.20.150は、1つ目のOracle RACコンテナ(racnode1)のIPアドレスです。このIPアドレスは、クライアント・マシンから到達可能です。
  2. クライアントからSSHを使用して、gridユーザーとしてOracle RACコンテナ(racnode1)にログインします。

    # ssh -X grid@10.0.20.150
  3. パスワードの入力を求められたら、gridユーザーのパスワードを指定し、racnode1コンテナ内のディスプレイをクライアントにエクスポートします(display_computerはクライアント・システム、portはディスプレイ用のポートです)。

    $ export DISPLAY=display_computer:port

    ノート:

    クライアントのプライベートIPアドレスは、DISPLAYのエクスポート・ターゲットとしてのみ使用できます。