5.29 RC_DATABASE_INCARNATION

このビューは、リカバリ・カタログに登録されているすべてのデータベース・インカネーションに関する情報をリストします。

Oracleでは、管理者がデータベースをRESETLOGSオプションでオープンすると、必ず新しいインカネーションが作成されます。V$DATABASEビューには、現行と直前のインカネーションに関するレコードも含まれます。

データ型 説明

DB_KEY

NUMBER

データベースに対する主キー。この列を使用して、他のほとんどのカタログ・ビューと結合します。

DBID

NUMBER

データベースの一意の識別子。

DBINC_KEY

NUMBER

インカネーションに対する主キー。

GUID

RAW(16)

このPDBのグローバル一意識別子(GUID)

NAME

VARCHAR2(8)

RESETLOGS時点でのデータベースのDB_NAME。RMANでは、RESETLOGSを実行するまではDB_NAMEを認識していないため、ターゲット・データベースをRMANに登録する前にRESETLOGSを1回以上実行している場合、値はUNKNOWNとなります。

REG_DB_UNIQUE_NAME

VARCHAR2(30)

このデータベースを登録したデータベースのDB_UNIQUE_NAME

RESETLOGS_CHANGE#

NUMBER

このインカネーションを作成したRESETLOGSのSCN。

RESETLOGS_TIME

DATE

このインカネーションを作成したRESETLOGSのタイムスタンプ。

CURRENT_INCARNATION

VARCHAR2(3)

現行のインカネーションの場合はYES、それ以外の場合はNO

PARENT_DBINC_KEY

NUMBER

このデータベースに対する前のインカネーションのDBINC_KEY。データベースの最初に記録されたインカネーションの場合、値はNULLになります。

PRIOR_RESETLOGS_CHANGE#

NUMBER

このインカネーションの親を作成したRESETLOGS操作のSCN。

PRIOR_RESETLOGS_TIME

DATE

このインカネーションの親を作成したRESETLOGS操作のタイムスタンプ。

STATUS

VARCHAR2(8)

このインカネーションが現行のデータベース・インカネーションの場合はCURRENT。現行のインカネーションの直接の祖先であり、現行以外のインカネーションの場合はPARENT。現行のインカネーションの直接の祖先ではない、現行以外のインカネーションの場合はORPHAN

CON_ID

NUMBER

データが属するコンテナのID。0は非CDB、1はCDBを表し、nはコンテナIDを示します。