14.3.1.4 エンドポイントURLデータ・ソースの作成

外部データ・ソースは、エンドポイントURLを使用してRDFデータ・ストアに接続されます。

ベースURLを使用してRDFデータ・ストアに対するSPARQL問合せおよび更新を実行できます。場合によっては、Apache Jena Fusekiなど、データセット名に基づく特定のURLがあります。たとえば、次のようにします。

  • DBpediaベースURL: http://dbpedia.org/sparql

  • Apache Jena Fuseki (データセット名dsetを想定):

    • 問合せURL: http://localhost:8080/fuseki/dset/query

    • URLの更新: http://localhost:8080/fuseki/dset/update

RDF Webアプリケーションは、SPARQL問合せをRDFデータセットに発行します。これらのデータセットは、機能取得リクエストが使用可能な場合にプロバイダから取得できます。DBpediaの場合、使用される単一のベースURLがあるため、デフォルトの単一データセットがアプリケーションで処理されます。Apache Jena Fusekiの場合、サーバーで使用可能なRDFデータセットを返すリクエストhttp://localhost:8080/fuseki/$/serverがあります。このリクエストを使用すると、使用可能なデータセットのリストを取得して、アプリケーションで特定の用途に使用できます。

次のステップを実行して、外部RDFデータ・ソースを作成できます:

  1. 図14-11「エンドポイント」をクリックします。

    エンドポイントURLデータソースの作成ダイアログが次のように開きます。次の図に、Dbpediaデータ・ソースの作成例を示します。

    図14-21 DBpediaデータ・ソース

    DBpediaデータ・ソース
  2. データ・ソースの「名前」を入力します。
  3. 必要に応じて、「説明」を入力します。
  4. 必要に応じて、「プロバイダ」名を入力します。
  5. RDFサービスにアクセスするための「ベースURL」を入力します。
  6. 必要に応じて、SPARQL問合せを実行するための「問合せURL」を入力します。
    「問合せURL」が定義されていない場合は、「ベースURL」が使用されます。
  7. 必要に応じて、SPARQL更新を実行するための更新URLを入力します。
    更新URLが定義されていない場合は、「ベースURL」が使用されます。
  8. RDFサーバーからデータセット情報を取得するための機能データセット・パラメータ・プロパティを指定します。
  9. データセットに関する情報を含むJSONレスポンスを返す「URLの取得」アドレスを入力します。
  10. データセット情報を含むJSONレスポンスのデータセット・パラメータ・プロパティを入力します。
  11. データセット名を含むデータセット・パラメータのデータセット名パラメータ・プロパティを入力します。

    ノート:

    Jena Fusekiの場合、SPARQL問合せまたはSPARQL更新の実行時に、式${DATASET}は実行時にデータセット名に置き換えられます。
  12. 「OK」をクリックしてデータ・ソースを作成します。

    次の図に、Apache Jena Fusekiデータ・ソースの作成例を示します。

    図14-22 Apache Jena Fusekiデータ・ソース

    Apache Jena Fusekiデータ・ソース