14.3.1.3 Oracleウォレット・データ・ソースの作成

問合せUIアプリケーションでウォレット・データ・ソースを作成するには、ウォレットzipファイルが必要です。mkstoreorapkiなどのOracleユーティリティで作成された単純なウォレットzipファイル、またはOracle Autonomous Databaseからダウンロードされたウォレットにすることができます。

一般に、ウォレットはAutonomous Databaseから取得されます。Oracle Autonomous Databaseからウォレットをダウンロードする方法の詳細は、クライアント資格証明(ウォレット)のダウンロードを参照してください。

次の図は、ウォレットzipファイルの内容を示しています:

図14-19 クラウド・ウォレット

クラウド・ウォレット

ウォレットzipファイルのtnsnames.oraファイルには、ウォレット・サービスの別名とTCPS情報が記述されています。各サービスのユーザー資格証明は含まれません。

このウォレットzipファイルを使用すると、ユーザー資格証明を直接入力して、問合せUI WebアプリケーションでRDFウォレット・データ・ソースを定義できます。オプションで、必要なサービスごとにユーザー資格証明をウォレット内に格納することもできます。ウォレットにユーザー資格証明を格納することを選択した場合、詳細は、「ウォレットへのユーザー資格証明の格納」を参照してください。

次に、ウォレット・データ・ソースを作成するステップについて説明します。

  1. 図14-11「ウォレット」をクリックします。
    ウォレット・データ・ソースの作成ダイアログが次のように開きます:

    図14-20 クラウドzipからのウォレット・データ・ソース

    クラウドzipからのウォレット・データ・ソース
  2. アップロード・アイコンをクリックして、ウォレットのzipファイルを選択します。
    zipファイルがサーバーにアップロードされます。
  3. データ・ソースの「名前」を入力します。
  4. オプションで、「説明」を入力します。
  5. 必要なウォレット・サービス名を選択します。
  6. 適用される次のいずれかのオプションを使用して、ユーザー資格証明を指定します。
    • ユーザー資格証明をウォレットに格納している場合は、ウォレット資格証明の使用を有効にします。
    • それ以外の場合は、「ユーザー」および「パスワード」資格証明を直接入力します。
  7. オプションで、プロキシの詳細を入力します。