13.1.2 エンドポイントURLデータ・ソース

外部RDFデータ・ソースは、エンドポイントURLを使用して定義されます。通常、各RDFストアには、SPARQL問合せおよびSPARQL更新を受け入れる汎用URLがあります。RDFストア・サービスによっては、使用可能なデータセットを取得する機能リクエストも提供される場合があります。

表13-1 外部データ・ソースのパラメータ

パラメータ 説明

name

データ・ソースの汎用名。

type

データ・ソースのタイプ。外部データ・ソースの場合、タイプはENDPOINTである必要があります。

description

データ・ソースの一般的な説明。

properties

データ・ソース・プロパティの値を持つ特定のマッピング・パラメータ:

  • ベースURL: RDFストアにSPARQL問合せを発行するベースURL。これはデフォルトのURLです。
  • クエリーURL (オプション): SPARQL問合せを実行するURL。定義されている場合は、ベースURL値が上書きされます。
  • 更新URL (オプション): SPARQL更新を実行するURL。定義されている場合は、ベースURL値が上書きされます。
  • 機能(オプション): 一部のRDFストア(Apache Jena Fusekiなど)では、サービスで使用可能なデータセットを返す機能URLが提供される場合があります。この場合、JSONレスポンスが必要です。
  • 取得URL: 機能URLの取得。
  • データセット・パラメータ: RDFデータセット情報を含むJSONパラメータを定義します。
  • データセット・パラメータ名: RDFデータセット名を含むJSONパラメータを定義します。

次の例は、Dbpedia外部データ・ソースのJSON表現を示しています。

{
  "name": "dbpedia",
  "type": "ENDPOINT",
  "description": "Dbpedia RDF data - Dbpedia.org",
  "properties": {
      "baseUrl": "http://dbpedia.org/sparql",
      "provider": "Dbpedia"
   }
}

次の例に、Apache Jena Fuseki外部データ・ソースのJSON表現を示します。${DATASET}は、実行時にFusekiデータセット名に置き換えられるパラメータです。

{
    "name": "Fuseki",
    "type": "ENDPOINT",
    "description": "Jena Fuseki server",
    "properties": {
      "queryUrl": "http://localhost:8080/fuseki/${DATASET}/query",
      "baseUrl": "http://localhost:8080/fuseki",
      "capabilities": {
        "getUrl": "http://localhost:8080/fuseki/$/server",
        "datasetsParam": "datasets",
        "datasetNameParam": "ds.name"
      },
      "provider": "Apache",
      "updateUrl": "http://localhost:8080/fuseki/${DATASET}/update"
    }
}