14.3.2.3 データのインポート

Oracleセマンティク・ネットワークの場合、RDFモデルにデータをインポートするプロセスは通常、ステージング表で使用可能なRDFトリプルをバルク・ロードすることによって実行されます。

図14-26 RDFインポート・データ・アクション

RDFインポート・データ・アクション

使用可能なアクションは次のとおりです。

  • 1つ以上のRDFファイルをOracle RDFステージング表にアップロードします。このステージング表は、他のバルク・ロード操作で再利用できます。拡張子が.nt (N-triples)、.nq (N-quads)、.ttl (Turtle)および.trig (TriG)のファイルのインポートがサポートされています。インポートするファイル・サイズには制限があり、管理者がチューニングできます。

    また、zipファイルを使用して複数のファイルを同時にインポートできます。ただし、zipファイルは最初に検証され、次のいずれかの条件が発生した場合は拒否されます。

    • zipファイルにはディレクトリが含まれています
    • zipエントリ名の拡張子は既知のRDF形式(.nt、.nq、.ttl、.trig)ではありません
    • zipエントリ・サイズまたは圧縮サイズが定義されていません
    • zipエントリ・サイズが解凍された最大エントリ・サイズを超えています
    • 圧縮サイズとファイル・サイズ間の膨張率が、最小膨張率より低くなっています
    • zipエントリの合計サイズが解凍された最大エントリ・サイズを超えています
  • ステージング表レコードをOracle RDFモデルにバルク・ロードします。

  • バルク・ロード・イベントのステータスを表示します。