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1.9 ADG_REDIRECT_DML

ADG_REDIRECT_DMLは、Oracle Active Data Guard環境でスタンバイからプライマリへのDML操作の自動リダイレクトを有効または無効にする場合に使用します。

特性 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

false

変更可能

ALTER SYSTEM

特殊なALTER SESSIONコマンドを使用することで、セッションレベルで変更できます。詳細は、次を参照してください。

PDBで変更可能

いいえ

値の範囲

true | false

基本

いいえ

Oracle RAC

インスタンスごとに異なる値を使用可能。

プライマリへのDML操作の自動リダイレクトは、システム・レベルまたはセッション・レベルで構成できます。セッション・レベルの設定は、システム・レベルの設定をオーバーライドします。

  • DML操作の自動リダイレクトをシステム・レベルで有効にするには、ADG_REDIRECT_DMLtrueに設定します。

  • DML操作の自動リダイレクトをシステム・レベルで無効にするには、ADG_REDIRECT_DMLfalseに設定します。

  • 現在のセッションに対して、スタンバイからプライマリへのDML操作の自動リダイレクトを有効にするには、次のSQL文を発行します。

    ALTER SESSION ENABLE ADG_REDIRECT_DML;
  • 現在のセッションに対して、スタンバイからプライマリへのDML操作の自動リダイレクトを無効にするには、次のSQL文を発行します。

    ALTER SESSION DISABLE ADG_REDIRECT_DML;

関連項目:

DML操作の自動リダイレクトの詳細は、『Oracle Data Guard概要および管理』を参照してください

ノート:

このパラメータは、Oracle Databaseリリース19c, バージョン19.1以降で使用可能です。