1.12 ALLOW_ROWID_COLUMN_TYPE

ALLOW_ROWID_COLUMN_TYPEにより、表にデータ型ROWIDの列の作成が許可されるかどうかが決まります。

ノート:

このパラメータは、専用のExadataインフラストラクチャ上のOracle Autonomous Databaseに対してのみ有効です。他のタイプのOracleデータベースの場合は、このパラメータの値が無視され、ROWIDの列の作成が常に許可されます。

特性 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

false

変更可能

ALTER SESSIONALTER SYSTEM

PDBで変更可能

はい

値の範囲

true | false

基本

いいえ

Oracle RAC

複数のインスタンスでは必ず同じ値を使用

値は次のとおりです。

  • false

    データ型ROWIDの列は許可されません。

    表の作成時にROWIDの列を指定することも、既存の表にROWIDの列を追加することもできません。データベースにROWIDの列が存在するときに、このパラメータの値がtrueからfalseに変更された場合、それらの列の存続は許可されます。ただし、このパラメータをデフォルト値のfalseのままにして、専用のExadataインフラストラクチャ上のOracle Autonomous DatabaseにROWIDの列が導入されないようにすることをお薦めします。

  • true

    データ型ROWIDの列が許可されます。

    この設定を選択する場合、ROWIDの列は、ローリング・アップグレード操作および表の行を物理的に移動する他の内部操作と互換性がないことに注意してください。少なくとも、ROWIDの列が関係するデータベース・アクティビティは、アップグレード中に一時停止する必要があります。ROWIDの列を使用するアプリケーションでは、データの正確性を検証して、行が再配置された場合に発生する可能性があるアプリケーションの論理エラーを軽減してください。

ノート:

このパラメータは、Oracle Database 19c以降で使用できます。