1.60 CPU_MIN_COUNT
CPU_MIN_COUNTには、任意の時点でプラガブル・データベース(PDB)が必要とするCPUの最小数を指定します。
| 特性 | 説明 |
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パラメータ・タイプ |
文字列 |
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構文 |
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デフォルト値 |
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変更可能 |
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PDBで変更可能 |
はい |
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値の範囲 |
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基本 |
いいえ |
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Oracle RAC |
すべてのインスタンスで同じ値を使用する必要がある。 |
このパラメータには、任意の時点でPDBが必要とするCPUの最小数を指定します。マルチスレッドCPUの場合、この数値はCPUコアではなくCPUスレッドに対応します。
このパラメータは、CDBレベルで、および個々のPDBに対して設定できます。これにより、CDB内における各PDBのCPU使用率の最小割当てを制御できます。CDB内のすべてのオープンPDBのCPU_MIN_COUNT値の合計が、そのCDBのCPU_MIN_COUNTの値と等しい場合、CDBインスタンスは完全であるとみなされます。その合計がCDBのCPU_MIN_COUNTの値を超えると、CDBインスタンスは過剰にプロビジョニングされています。Oracleでは、CDBを過剰にプロビジョニングすることが可能です。
リソース・マネージャは、ルート・レベルのRESOURCE_MANAGER_PLANをCDBリソース・プランの名前に設定することにより、CDBレベルで有効になります。CDBリソース・プランにCPUディレクティブが構成されていない、つまり、SHARESおよびUTILIZATION_LIMITディレクティブが設定解除されている場合は、リソース・マネージャによって、PDBのCPU_COUNTおよびCPU_MIN_COUNT設定を使用してCPU使用率が管理されます。
ノート:
このパラメータを非常に低い値に設定すると、CPU割当てが不十分になり、パフォーマンスが低下する場合があります。
ノート:
このパラメータは、Oracle Database 19c以降で使用できます。
関連項目: