1.60 CPU_MIN_COUNT

CPU_MIN_COUNTには、任意の時点でプラガブル・データベース(PDB)が必要とするCPUの最小数を指定します。

特性 説明

パラメータ・タイプ

文字列

構文

CPU_MIN_COUNT = 'value'

デフォルト値

CPU_COUNTの値

変更可能

ALTER SYSTEM

PDBで変更可能

はい

値の範囲

0.1から0.95までの小数値で、小数値は0.05の倍数です

1からCPU_COUNTの値までの整数値

基本

いいえ

Oracle RAC

すべてのインスタンスで同じ値を使用する必要がある。

このパラメータには、任意の時点でPDBが必要とするCPUの最小数を指定します。マルチスレッドCPUの場合、この数値はCPUコアではなくCPUスレッドに対応します。

このパラメータは、CDBレベルで、および個々のPDBに対して設定できます。これにより、CDB内における各PDBのCPU使用率の最小割当てを制御できます。CDB内のすべてのオープンPDBのCPU_MIN_COUNT値の合計が、そのCDBのCPU_MIN_COUNTの値と等しい場合、CDBインスタンスは完全であるとみなされます。その合計がCDBのCPU_MIN_COUNTの値を超えると、CDBインスタンスは過剰にプロビジョニングされています。Oracleでは、CDBを過剰にプロビジョニングすることが可能です。

リソース・マネージャは、ルート・レベルのRESOURCE_MANAGER_PLANをCDBリソース・プランの名前に設定することにより、CDBレベルで有効になります。CDBリソース・プランにCPUディレクティブが構成されていない、つまり、SHARESおよびUTILIZATION_LIMITディレクティブが設定解除されている場合は、リソース・マネージャによって、PDBのCPU_COUNTおよびCPU_MIN_COUNT設定を使用してCPU使用率が管理されます。

ノート:

このパラメータを非常に低い値に設定すると、CPU割当てが不十分になり、パフォーマンスが低下する場合があります。

ノート:

このパラメータは、Oracle Database 19c以降で使用できます。

関連項目:

CPU_COUNT