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1.135 GCS_SERVER_PROCESSES

GCS_SERVER_PROCESSESでは、Oracle RACインスタンスのインスタンス間トラフィックを処理するバックグラウンドGCSサーバー・プロセス(LMSnおよびLMnn)の数を指定します。

キャッシュ・フュージョン輻輳がシステムで高い場合、クラスタ待機時間を短縮するためにGCSサーバー・プロセスの数を増やすことができます。また、GCSサーバー・プロセスの数を増やして、クラスタ再構成および動的再マスター化(DRM)に関連するアプリケーションのブラウンアウト時間を短縮することもできます。

特性 説明

パラメータ・タイプ

整数

デフォルト値

Oracleでは、次のようにデフォルト値が計算されます(優先順)。

  1. CLUSTER_DATABASEfalseに設定されている場合は、0

  2. Oracle ASMの場合は、1

  3. CPUが1基から3基の場合は、1

  4. CPUが4基から15基の場合は、2

  5. CPUが128基以上およびSGAが100GB以上の場合は、(CPU / 6)。結果に端数が含まれる場合、その端数は無視される。

  6. それ以外の場合、値は2 + (CPU / 32)。結果に端数が含まれる場合、その端数は無視される。たとえば、20基のCPUがある場合、2 + (20 / 32)から算出されるGCSプロセス数は2つとなる。

  7. 32基以上のCPUを持つNUMA対応システムでは、値はNUMAプロセッサ・グループ数の倍数に切り上げられ、制限(CPU / 4)はNUMAプロセッサ・グループ数の倍数に切り捨てられる

変更可能

いいえ

PDBで変更可能

いいえ

値の範囲

0: Oracle RACが無効化されている場合(CLUSTER_DATABASEfalseに設定されている)

1から100: Oracle RACが有効化されている場合(CLUSTER_DATABASEtrueに設定されている)

基本

いいえ

Oracle RAC

複数インスタンスには、異なる値を指定可能。

GCSサーバー・プロセスはOracle RAC環境でのみ使用されます。