1.137 GLOBAL_TXN_PROCESSES

GLOBAL_TXN_PROCESSESには、Oracle RAC環境でグローバル(XA)トランザクションをサポートするために、インスタンスごとにGTXnバックグラウンド・プロセス(GTX0, ... GTX9およびGTXa,... GTXj)の初期値を指定します。

特性 説明

パラメータ・タイプ

整数

デフォルト値

1

変更可能

ALTER SYSTEM

PDBで変更可能

いいえ

値の範囲

0から20

基本

いいえ

Oracle RAC

複数インスタンスには、異なる値を指定可能。

GTXnバックグラウンド・プロセスを使用禁止にする場合は、パラメータ・ファイルでGLOBAL_TXN_PROCESSES0を設定する必要があります。このパラメータに0を設定すると、Oracle RACデータベース上でのXAのサポートが使用禁止になります。このパラメータを0に設定して、Oracle RACデータベースでXAトランザクションを実行しようとすると、エラーORA-55712が返されます。実行時にこの設定をゼロ以外の値に変更すると、XAのサポートを使用可能にできます。

GLOBAL_TXN_PROCESSESは、大量にグローバル(XA)トランザクションを処理するシステムに便利です。Oracle Databaseでは必要に応じてプロセスの数が自動的に決定され、それらが自動チューニングされるため、このパラメータの値を指定する必要はありません。GTXnバックグラウンド・プロセスはRAC環境でのみ使用されます。

関連項目:

このパラメータの詳細は、『Oracle Database開発ガイド』を参照してください。