1.143 IDENTITY_PROVIDER_TYPE

IDENTITY_PROVIDER_TYPEは、データベースの外部アイデンティティ・プロバイダを指定します。

特性 説明

パラメータ・タイプ

文字列

構文

IDENTITY_PROVIDER_TYPE = { AZURE_AD | OCI_IAM | NONE }

デフォルト値

NONE

変更可能

ALTER SYSTEM

PDBで変更可能

はい

基本

いいえ

Oracle RAC

すべてのインスタンスで同じ値を使用する必要がある。

値は次のとおりです。

  • AZURE_AD - データベースがMicrosoft Azure Active Directory (Azure AD)を外部アイデンティティ・プロバイダとして使用できるようにします。

    この値を指定する場合は、IDENTITY_PROVIDER_CONFIG初期化パラメータを設定して、Azure ADの構成設定も指定する必要があります。

  • OCI_AM - データベースがOracle Cloud Infrastructure Identity and Access Management (OCI IAM)を外部アイデンティティ・プロバイダとして使用できるようにします。

    この値を指定する場合は、IDENTITY_PROVIDER_CONFIG初期化パラメータを使用して、構成設定を指定する必要はありません。

  • NONE - データベースは、Azure ADまたはOCI IAMを外部アイデンティティ・プロバイダとして使用しません。

ノート:

このパラメータの値の設定は、データベースの外部アイデンティティ・プロバイダを構成するための一連のステップのうちの1つにすぎません。このパラメータ値を設定する前のAzure ADまたはOCI IAMを構成するためのすべてのステップについては、Oracle Databaseセキュリティ・ガイドを参照してください。

ノート:

このパラメータは、Oracle Databaseリリース19c, バージョン19.16以降で使用可能です。

ノート:

このパラメータは、Oracle Autonomous Database Serverlessに対して直接更新することはできません。

関連項目:

IDENTITY_PROVIDER_CONFIG