日本語PDF

1.192 LOG_FILE_NAME_CONVERT

LOG_FILE_NAME_CONVERTによって、プライマリ・データベース上の新規のログ・ファイルのファイル名がスタンバイ・データベース上のログ・ファイルのファイル名に変換されます。

特性 説明

パラメータ・タイプ

文字列

構文

LOG_FILE_NAME_CONVERT = 'string1' , 'string2' , 'string3' , 'string4' , ...

各要素の意味は次のとおりです。

  • string1は、プライマリ・データベース・ファイル名のパターン。

  • string2は、スタンバイ・データベース・ファイル名のパターン。

  • string3は、プライマリ・データベース・ファイル名のパターン。

  • string4は、スタンバイ・データベース・ファイル名のパターン。

各文字列は、一重引用符または二重引用符で囲みます。

必要な数のプライマリとスタンバイの置換文字列のペアを指定できます。

例:

LOG_FILE_NAME_CONVERT = '/dbs/t1/','/dbs/t1/s','dbs/t2/','dbs/t2/s'

デフォルト値

デフォルト値はありません。

変更可能

いいえ

PDBで変更可能

いいえ

基本

いいえ

ログ・ファイルをプライマリ・データベースに追加すると、それに対応するファイルをスタンバイ・データベースに追加する必要があります。

このパラメータの値を1つ以上の文字列のペアに設定します。最初の文字列は、プライマリ・データベース上のログ・ファイル名にあるパターンです。2番目の文字列は、スタンバイ・データベース上のログ・ファイル名にあるパターンです。

スタンバイ・データベースを更新するとき、このパラメータによって、プライマリ・データベース上のログ・ファイル名をスタンバイ・データベース上のログ・ファイル名に変換します。このファイルがスタンバイ・データベース上に書込み可能な状態で存在している必要があり、そうでない場合、リカバリ処理はエラーによって停止します。

奇数の文字列を指定した(最終文字列に対応する置換文字列が存在しない)場合、起動中にエラーが通知されます。変換中のファイル名が、パターン/置換文字列リストの2つ以上のパターンに一致した場合、最初の一致パターンが有効になります。このパラメータで指定できる組合せの数に、複数値パラメータの最大長に関する厳密な制限以外の制限はありません。

LOG_FILE_NAME_CONVERTを使用すると、表領域のPoint-in-Timeリカバリ時にクローン・データベースを設定する場合に、クローン制御ファイル内のログ・ファイルの名前を変更できます。

ノート:

LOG_FILE_NAME_CONVERTパラメータはオンライン・ログのみに適用されます(アーカイブ・ログには適用されません)。