1.198 MAX_DUMP_FILE_SIZE
MAX_DUMP_FILE_SIZE
には、トレース・ファイル(アラート・ログを除く)の最大サイズを指定します。
特性 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
構文 |
|
デフォルト値 |
|
変更可能 |
|
PDBで変更可能 |
はい |
値の範囲 |
0から無制限または |
基本 |
いいえ |
トレース・ファイルが使用する領域が大きくなりすぎる可能性がある場合は、この制限を変更できます。
-
MAX_DUMP_FILE_SIZE
の数値には、オペレーティング・システム・ブロック内の最大サイズを指定します。 -
数値の後に接尾辞
K
またはM
またはG
を付けることによって、ファイル・サイズをKB、MBまたはGBで指定します。 -
特別な文字列値
UNLIMITED
は、トレース・ファイルのサイズに上限がないことを意味します。したがって、オペレーティング・システムで許されるかぎりダンプ・ファイルを大きくできます。
トレース・ファイルのサイズが制限されている場合、必要に応じて複数のファイル(セグメントと呼ばれる)に自動的に分割されることがあります。このプロセスは、トレース・ファイル・セグメンテーションと呼ばれます。セグメントはアクティブなトレース・ファイルと同じファイル名になりますが、セグメント番号が追加されます。
トレース・ファイルは最大5つのセグメントに分割でき、通常、各セグメントのサイズはトレース・ファイルの制限の1/5です。
すべてのトレース・ファイル・セグメントの合計サイズが、指定されている制限を超えた場合、最も古いセグメントが削除され、新しい空のセグメントが作成されます。そのため、トレース・ファイルには常に最新のトレース情報が含まれます。最初のセグメントは、プロセスの初期状態に関する情報が含まれている可能性があるため削除されません。
このパラメータに25 MB未満の値が設定されている場合はトレース・ファイル・セグメンテーションは行われないことに注意してください。
関連項目:
このパラメータの設定の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』および『Oracle Database SQLチューニング・ガイド』を参照してください。