日本語PDF

1.287 QUERY_REWRITE_INTEGRITY

QUERY_REWRITE_INTEGRITYは、クエリー・リライトを施行する程度を判断します。最も安全なレベルでは、施行しないリレーションシップに依存するクエリー・リライト変換は使用されません。
特性 説明

パラメータ・タイプ

文字列

構文

QUERY_REWRITE_INTEGRITY = { enforced | trusted | stale_tolerated }

デフォルト値

enforced

変更可能

ALTER SESSIONALTER SYSTEM

PDBで変更可能

はい

基本

いいえ

Oracle RAC

複数インスタンスには、異なる値を指定可能。

QUERY_REWRITE_INTEGRITYは、マテリアライズド・ビューに関連します。また、NOVALIDATE状態の外部キー制約にも関連します。

値:

  • enforced

    一貫性および整合性が施行され保証されます。

  • trusted

    宣言されたリレーションシップを使用してリライトできるようになりますが、Oracleによって施行はされません。

  • stale_tolerated

    施行されないリレーションシップを使用して、リライトできるようになります。マテリアライズド・ビューは、基礎となるディテール・データと矛盾する場合でもリライトできます。インメモリー列ストア(IM列ストア)内の外部表への問合せを実行する前に、QUERY_REWRITE_INTEGRITY初期化パラメータをstale_toleratedに設定する必要があります。

外部キー制約がNOVALIDATEの状態の場合、QUERY_REWRITE_INTEGRITY=enforcedでは結合は削除されません。これは、オプティマイザがRELYを信頼しないので、RELY NOVALIDATE状態の外部キー制約ではない結合を使用する問合せは、解析および実行に時間がかかる可能性があることを意味します。

関連項目: