1.320 SESSION_EXIT_ON_PACKAGE_STATE_ERROR

セッションの状態が無効化されたときに強制的にハード・セッションを終了するには、SESSION_EXIT_ON_PACKAGE_STATE_ERRORを使用します。

状態無効化後にセッションを終了すると、アプリケーションが無効な状態を誤って処理したときに発生する可能性のあるエラーを回避できます。

特性 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

FALSE

変更可能

ALTER SESSIONALTER SYSTEM

PDBで変更可能

はい

値の範囲

TRUE | FALSE

基本

いいえ

Oracle RAC

インスタンスごとに異なる値を使用可能。

ステートフルPL/SQLパッケージが変更を受けるとき、そのパッケージのアクティブなインスタンス化があるセッションは、パッケージを実行しようとするとORA-4068エラーを受け取ります。SESSION_EXIT_ON_PACKAGE_STATE_ERRORTRUEに設定されている場合、セッションはORA-04068を生成するかわりにすぐに終了します。多くのアプリケーションは破棄されるセッションを処理する機能を備えているのがよく、セッション状態に関連するエラー(ORA-04068など)の捕捉に失敗するとサイレント・データ破損につながる可能性があるため、これが有効です。

ノート:

このパラメータは、Oracle Database 19cリリース更新19.23以降で使用できます。