1.340 SQL92_SECURITY

SQL92_SECURITYにより、DELETE文、INSERT文またはUPDATE文で特定の句を指定するにはユーザーに表に対するSELECT権限が必要かどうかを指定します。

特性 説明

パラメータ・タイプ

ブール値

デフォルト値

TRUE

変更可能

いいえ

PDBで変更可能

はい

値の範囲

TRUE | FALSE

基本

いいえ

SQL標準では、セキュリティ管理者は、RETURNINGSETまたはWHERE句で表の列値を参照するDELETEINSERTまたはUPDATE文をユーザーが実行するときにそのユーザーに表に対するSELECT権限を必要とすることができる必要があると規定されています。

値:

  • TRUE

    次の場所でターゲット表の列を参照するには、そのターゲット表に対するSELECT権限がユーザーに必要です:

    • DELETE文またはUPDATE文のWHERE

    • UPDATE文のSET句での割当ての右辺

    • DELETE文、INSERT文またはUPDATE文のRETURNING

  • FALSE

    • DELETE文のターゲット表に対するDELETE権限があるユーザーは、DELETE文のWHERE句においてターゲット表の列を参照できます。

    • UPDATE文のターゲット表に対するUPDATE権限があるユーザーは、UPDATE文の、WHERE句で、またはSET句での割当ての右辺で、そのターゲット表の列を参照できます。

    • DELETE文、INSERT文またはUPDATE文のターゲット表に対するREAD権限またはSELECT権限があるユーザーは、RETURNING句においてそのターゲット表の列を参照できます。