7.168 V$DATAGUARD_STATS

V$DATAGUARD_STATSでは、ターゲット・データベースに対する問合せ時のOracle Data Guardメトリックについて情報が示されます。プライマリ・データベース上での問合せに対しては、行を返しません。この項の説明では、REDO生成元のデータベースは、プライマリ・データベースまたはロジカル・スタンバイ・データベースのどちらかです。

データ型 説明

SOURCE_DBID

NUMBER

元のデータベースのデータベースID

SOURCE_DB_UNIQUE_NAME

VARCHAR2(32)

元のデータベースの一意のデータベース名

NAME

VARCHAR2(32)

メトリック名:

  • apply finish time - 送信元のデータベースから受信済だがまだ適用されていないREDOをすべて適用するための推定所要時間。ターゲット・データベースに1つ以上のREDOギャップがある場合は、それらのうち最も古いREDOギャップの発生より前の、最後にアーカイブしたREDOログの終わりまでで、受信済だがまだ適用していないREDOをすべて適用するための推定所要時間。

  • apply lag - 適用遅延は、ターゲット・データベースにREDOが伝播され適用される際の遅延が原因で、ターゲット・データベース内のデータが元のデータベース内のデータより後れる度合いです。この値は、適用インスタンスにのみ関係します。

  • estimated startup time - データベースの起動およびオープンにかかる推定所要時間。

  • transport lag - 転送遅延は、ターゲット・データベースへのREDOの転送が、元のデータベースでのREDOの生成よりも遅延する度合いです。ターゲット・データベースで1つ以上のREDOギャップがある場合は、それらのうち最も古いREDOギャップの発生後にREDOは受信されていないものとして、転送遅延が計算されます。

VALUE

VARCHAR2(64)

メトリックの値:

UNIT

VARCHAR2(30)

測定の単位

TIME_COMPUTED

VARCHAR2(30)

ターゲット・データベースのローカルでの、メトリックを計算した時刻

DATUM_TIME

VARCHAR2(30)

ターゲット・データベースのローカルでの、メトリック計算に使用したデータを受信した時刻

apply lagメトリックおよびtransport lagメトリックは、ソース・データベースから定期的に受信するデータに基づいて計算されます。複数の問合せにわたりこの列の値が変化しない場合は、ターゲット・データベースがソース・データベースからデータを受信していないことを示してます。

CON_ID

NUMBER

データが関係するコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

  • n: nは、データを含む行に適用されるコンテナID