9.100 V$SYSTEM_EVENT

V$SYSTEM_EVENTは、イベントの待機の合計の情報を示します。TIME_WAITED列およびAVERAGE_WAIT列には、高速タイミング・メカニズムをサポートしないプラットフォーム上では0の値が設定されます。このようなプラットフォームでの実行中に、この列に正確な待機時間を反映させるには、パラメータ・ファイルでTIMED_STATISTICSTRUEに設定する必要があります。これによって、システム・パフォーマンスに多少の悪影響が出ます。

関連項目:

TIMED_STATISTICS

データ型 説明

EVENT

VARCHAR2(64)

待機イベントの名前(V$EVENT_NAMEから導出された統計名)

関連項目: Oracle待機イベントを参照。

TOTAL_WAITS

NUMBER

イベントの合計待機数

TOTAL_TIMEOUTS

NUMBER

イベントのタイムアウト合計数

TIME_WAITED

NUMBER

イベントの合計待機時間(1/100秒)

AVERAGE_WAIT

NUMBER

イベントの平均待機時間(1/100秒)

TIME_WAITED_MICRO

NUMBER

イベントの合計待機時間(マイクロ秒)

TOTAL_WAITS_FG

NUMBER

フォアグラウンド・セッションからのイベントの合計待機数

TOTAL_TIMEOUTS_FG

NUMBER

フォアグラウンド・セッションからのイベントの合計タイムアウト数

TIME_WAITED_FG

NUMBER

フォアグラウンド・セッションからのイベントの合計待機時間(1/100秒)

AVERAGE_WAIT_FG

NUMBER

フォアグラウンド・セッションからのイベントの平均待機時間(1/100秒)

TIME_WAITED_MICRO_FG

NUMBER

フォアグラウンド・セッションからのイベントの合計待機時間(マイクロ秒)

EVENT_ID

NUMBER

待機イベントの識別子

WAIT_CLASS_ID

NUMBER

待機イベントの待機クラスの識別子

WAIT_CLASS#

NUMBER

待機イベントの待機クラス数

WAIT_CLASS

VARCHAR2(64)

待機イベントの待機クラスの名前

CON_ID

NUMBER

データが関係するコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

  • n: nは、データを含む行に適用されるコンテナID

ノート:

CDBのルートから問合せを行った場合、このビューにはインスタンス全体のデータが表示され、CON_ID列の値が0になります。