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DBCAを使用したOracle RACデータベースの削除

DBCAを使用してOracle RACデータベースを削除するには、まずデータベースを削除してから、データベースの初期化パラメータ・ファイル、インスタンス、Optimal Flexible Architecture(OFA)構造およびデータベースのOracleネットワーク構成を削除します。

DBCAを使用してデータベースを削除するには:

  1. いずれかのノードでDBCAを起動します。
    • $ORACLE_HOME/binディレクトリからdbcaコマンドを実行します。

    DBCAでは「操作」ページが表示され、異なるデータベース・デプロイメント・オプションが表示されます。

  2. 「データベースの削除」を選択して「次へ」をクリックします。DBCAにDBCAが実行されているOracleホームのOracle RACおよび単一インスタンス・データベースの一覧がすべて表示されます。
  3. ユーザーIDおよびパスワードにオペレーティング・システムの認証がない場合、「クラスタ・データベースのリスト」ページにユーザー名およびパスワードを入力するフィールドが表示されます。このフィールドが表示されたら、SYSDBA権限のあるユーザー・アカウントのユーザーIDおよびパスワードを入力します。
  4. 削除するデータベースを選択し、「終了」をクリックします。

    「終了」をクリックすると、DBCAによって削除されるよう構成されたデータベースおよびインスタンスを確認するダイアログ・ボックスがDBCAに表示されます。

  5. 「OK」をクリックすると、データベース本体と関連ファイル、サービスおよび環境設定の削除が開始されます。「取消」をクリックすると、操作が中止されます。

「OK」をクリックすると、DBCAは操作を継続して、このデータベースに関連するすべてのインスタンスを削除します。DBCAは、パラメータ・ファイル、パスワード・ファイルおよびoratabエントリも削除します。

この時点で、次の作業が完了しました。

  • 選択したOracle RACデータベースのクラスタからの削除

  • Oracle RACデータベースに割り当てられた高可用性サービスの削除

  • Oracle RACデータベースのOracle Net構成の削除

  • Oracle RACデータベースのOracle Enterprise Managerの構成解除

  • クラスタからのOracle RACデータベースのOFAディレクトリ・ファイル構造の削除

  • Oracle RACデータベースのデータ・ファイルの削除