ポリシー管理型のクラスタおよび容量管理
Oracle Clusterwareは、Oracle Databaseまたはアプリケーションで使用されるサーバーおよびリソースのポリシーベース管理を使用します。
Oracle Clusterware 11g リリース2 (11.2)では、サーバー・プールを導入しましたが、ここでは、Oracle Clusterwareが管理するリソースは、サーバー・プールと呼ばれるサーバーの論理グループに含まれます。リソースは共有インフラストラクチャ上でホスト指定され、サーバー・プールに格納されます。リソースは、特定のインスタンスまたはノードに属するものとして定義されなくなりました。かわりに、リソース要件の優先度が定義されます。Oracle Flex Clusterでは、サーバー・プールを使用してクラスタ・メンバー・ノードで特定のタイプのワークロードを実行できるようになり、その一方で管理オプションが簡素化されています。クラスタ構成ポリシー・セットを使用して、クラスタ全体にわたってクラスタ・ポリシーを動的に管理できます。
- サーバー・プールおよびサーバーのカテゴリ化
 特定の属性で区別されているサーバーを特定することで(サーバーのカテゴリ化というプロセス)、サーバー・プールを使用してサーバーを動的に管理できます。このようにして、異種ノードで構成されたクラスタを管理できます。
- サーバー・プールおよびポリシーベース管理
 ポリシーベース管理では、データベース管理者は、データベース・リソースを実行するサーバー・プール(汎用および空きを除く)を指定します。
- サーバー・プールの動作
 サーバー・プールは、クラスタを、シングルトンおよび均一データベース・サービス、およびアプリケーションをホストするサーバーのグループに分割します。
- サーバー・プールについて
 Oracle Clusterwareをインストールすると、汎用サーバー・プールと空きサーバー・プールという2つのサーバー・プールが自動的に作成されます。
親トピック: Oracle RACでのサーバー・プールの使用