5.3 Oracle RACデータベースのサーバー・プールの作成
サーバー・プールは、Oracle Database Configuration AssistantでOracle RACデータベースを作成する際に作成できますが、データベース・ソフトウェアおよびデータベースのデプロイ前に、サーバー・プールを作成することをお薦めします。
次のステップを実行することもお薦めします。
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クラスタに最初にサーバー・プールを作成する前にロール区分を有効にします。
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構成ポリシーおよび各ポリシー・セットを使用してサーバー・プールを作成および管理します。
垂直または水平の2つの方法のどちらかでロール別管理を実装できます。
垂直実装(レイヤー間)
垂直実装は、技術スタック内の様々なレイヤーで使用される異なるオペレーティング・システム・ユーザーおよびグループに基づいたロール区分手法です。サーバー・プールおよびリソースに対する権限は、アクセス制御リストを使用して、スタック内の各レイヤーの異なるユーザー(およびグループ)に付与されます。Oracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)では、Oracle Grid Infrastructureのインストールの一部として、特定のロールのオペレーティング・システム・グループの細かい割当てに基づいてロール区分を設定できます。
水平実装(1つのレイヤー内)
水平実装は、サーバー・プールおよびポリシー管理データベースまたはアプリケーションに割り当てられたアクセス制御リストを使用して付与されるリソースに対するアクセス権限を使用して、1つのレイヤー内のリソース・アクセスを制限するロール区分手法です。
たとえば、Oracle Grid Infrastructureのインストールおよび2つのデータベース・サーバー・プールの作成を実行するためのgrid
という名前のオペレーティング・システム・ユーザーを検討します。オペレーティング・システム・ユーザーouser1
およびouser2
は、サーバー・プール内で操作できる必要がありますが、サーバー・プールを変更できないようにして、他のサーバー・プールからハードウェア・リソースを誤って、または意図的に除去されないようにする必要があります。
関連項目:
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Oracle Clusterware管理およびデプロイメント・ガイドのクラスタ構成ポリシーおよびポリシー・セットの概要に関する項
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Oracle Clusterware管理およびデプロイメント・ガイドのロール別管理に関する項
親トピック: Oracle RACでのサーバー・プールの使用