C.2.1 CVUデータベース・アップグレード検証コマンドのオプションの使用
Oracle RACインストールのアップグレードの準備状況を確認するには、クラスタ検証ユーティリティ(CVU)を使用します。
用途
-pre dbinst
および-upgrade
オプションを指定してcluvfy
を実行すると、システム・チェックが実行され、クラスタが既存のOracle RACインストールからのアップグレードに適した状態にあるかどうかが確認されます。
コマンド構文
cluvfy stage -pre dbinst -upgrade -src_dbhome src_RAChome [-dbname
db_names_list] -dest_dbhome dest_RAChome -dest_version dest_version
[-dest_serviceuser username [-dest_servicepasswd]][-verbose]
コマンド・オプション
表C-1 CLUVFYアップグレード前チェックのコマンド・オプション
コマンド・オプション | 説明 |
---|---|
-src_dbhome src_RAChome |
アップグレード対象のソースOracle RACホームの場所(src_RAChomeはアップグレード対象のホームのパス)。 |
-dbname db_names_list |
オプション: アップグレードされるデータベースの一意名のリスト。 |
-dest_dbhome dest_RAChome |
アップグレードされるOracle RACホームの場所(dest_RAChomeはOracle RACホームのパス)。 |
-dest_version dest_version |
dest_version オプションは、パッチセットを含む、アップグレードのリリース番号を指定します。リリース番号には、プラットフォーム固有のパッチのレベルにリリースを指定する5桁の数字(たとえば、12.2.0.1.0)が含まれている必要があります。
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-dest_serviceuser username |
オプション: 宛先OracleホームのOracleホーム・ユーザー。 |
-dest_servicepasswd |
オプション: Oracleホーム・ユーザー・パスワードのプロンプト |
-verbose |
-verbose オプションを使用すると、個々のチェックの詳細な出力が生成されます。
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関連項目:
リリース番号の形式については、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。