6.11.1 Oracle RACデータベースへの接続のロード・バランシング
Oracle RACデータベースには、2つのタイプのロード・バランシング(クライアント側およびサーバー側のロード・バランシング)を実装できます。
サービスは、そのワークロード(現在処理している作業の量)をローカル・リスナーとSCANリスナーに登録することで、自身のセッションを調整します。クライアントはSCANリスナーによって、特定のサービスのインスタンスを実行する、負荷が最も低いノードのローカル・リスナーへとリダイレクトされます。この機能は、ロード・バランシングと呼ばれます。ローカル・リスナーは、クライアントをディスパッチャ・プロセスに送るか(データベースが共有サーバーを使用するよう構成されていた場合)、またはクライアントを専用サーバー・プロセスに送ります。
クライアント側のロード・バランシングは、リスナー全体で接続要求のバランスをとります。サーバー側のロード・バランシングの場合、SCANリスナーはロード・バランシング・アドバイザを使用して、現在サービスを提供している最適なインスタンスに接続要求を送ります。
関連項目:
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SCANおよびその構成の詳細は、『Oracle Grid Infrastructureインストレーション・ガイド』を参照してください。
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フェイルオーバー、ロード・バランシングおよびロード・バランシング・アドバイザの詳細は、『Oracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド』を参照してください。