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A.1 DBCAを使用したOracle RAC用のインストール・スクリプトの生成

Oracle RACデータベースを作成して、データベースの使用準備をするスクリプトを生成できます。

  1. Database Oracle Configuration Assistant(DBCA)を起動し、希望するオプションを選択してOracle RACデータベースを作成します。
    1. DBCAセッションの「作成オプション」ページで、「データベースの作成」の選択を解除します。
    2. 「データベース作成スクリプトの生成」を選択します。
    3. 「終了」をクリックします。
    スクリプトには、デフォルトの宛先ディレクトリを使用するか、または別の位置を検索して指定できます。いずれの場合も、次のステップで使用するパス名を記録します。
  2. DBCAで作成したスクリプトが格納されているディレクトリに移動し、必要な特性でデータベースを作成する文がSQLスクリプトに含まれていることを確認します。
    必要とする特定のデータベース特性の文がスクリプトに含まれていない場合は、スクリプトを自分で編集するのではなく、DBCAを再実行して必要な構成を含むスクリプトを作成することをお薦めします。
  3. DBCAセッションで指定した各クラスタ・ノードで、スクリプトsid.batを実行します。sidは、DBCAの「データベース名」ページで入力したSID接頭辞です。
  4. SQL*PlusでALTER SYSTEM文を入力するか、各インスタンスのPFILEで、この初期化パラメータをコメント解除することで、SPFILEで初期化パラメータcluster_databaseTRUE値に設定します。
  5. Oracle Net Servicesを構成して、新規データベースおよびインスタンスをサポートします。
  6. SPFILEでREMOTE_LISTENERパラメータをSCAN (簡易接続ネーミング構文scanname:scanportを使用)に設定します(設定するには、SQL*PlusでALTER SYSTEM文を入力するか、または各インスタンスのPFILEでこのパラメータをコメント解除します)。
  7. サーバー制御ユーティリティ(SRVCTL)を実行して、データベースおよびインスタンス・アプリケーションを構成して、起動します(『Oracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド』を参照)。