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DROP INDEX

目的

DROP INDEX文を使用すると、データベースから索引またはドメイン索引を削除できます。

グローバル・パーティション索引、レンジ・パーティション索引またはハッシュ・パーティション索引を削除すると、すべての索引パーティションも削除されます。コンポジット・パーティション索引を削除した場合、すべての索引パーティションおよびサブパーティションも削除されます。

また、ドメイン索引を削除すると、次のようになります。

前提条件

削除する索引が自分のスキーマ内にある必要があります。自分のスキーマ内にない場合は、DROP ANY INDEXシステム権限が必要です。

構文

セマンティクス

schema

索引が含まれているスキーマを指定します。schemaを指定しない場合、索引は自分のスキーマ内にあるとみなされます。

index

削除する索引の名前を指定します。索引を削除すると、その索引に割り当てられていたすべてのデータ・ブロックが、その索引が含まれていた表領域に戻されます。

ONLINE

ONLINEを指定すると、索引の削除中に、表またはパーティションに対するDML操作が許可されるようになります。

FORCE

FORCEは、ドメイン索引のみに適用されます。この句を指定すると、索引タイプ・ルーチンの起動がエラーを戻した場合、または索引にIN PROGRESSのマークが付けられている場合でも、ドメイン索引を削除できます。FORCEがないと、その索引タイプ・ルーチンの起動がエラーを戻す場合、または索引にIN PROGRESSマークが付けられている場合にドメイン索引を削除できません。

ノート:

FORCEオプションを指定してドメイン索引を削除すると、索引は、索引タイプ・ルーチンで発生しているエラーに関係なく削除されます。索引タイプ・ルーチンによって発生したエラーは報告されません。

FORCEオプションは、索引または索引パーティションがIN PROGRESSとしてマークされている場合、またはDROP INDEXがすでに失敗した場合にのみ使用します。

{ DEFERRED | IMMEDIATE } INVALIDATION

この句を使用すると、索引の削除中にデータベースが依存カーソルを無効にする時間を制御できます。セマンティクスはALTER INDEX文と同じですが、次が追加されます。DEFERRED INVALIDATIONで索引を削除すると、Oracleデータベースは、計画内の削除済索引を参照するDML文または問合せをすぐに無効にします。

この句のセマンティクスの詳細は、ALTER INDEXに関する項目の「{ DEFERRED | IMMEDIATE } INVALIDATION」を参照してください。

索引の削除の制限事項

索引の削除には、次の制限事項が適用されます。

  • 索引またはその索引の索引パーティションにIN_PROGRESSのマークが付いているときには、ドメイン索引を削除できません。

  • ドメイン索引、クラスタ索引、またはキュー表の索引を削除するときには、ONLINE句は指定できません。

索引の削除: 例

この文は、索引ord_customer_ix_demo (「索引の圧縮: 例」で作成)を削除します。

DROP INDEX ord_customer_ix_demo;