JSON_MERGEPATCH

目的

JSON_MERGEPATCHは標準化された機能のひとつで、マージ・パッチと呼ばれるJSONドキュメントを使用してターゲットJSONドキュメントを変更します。この機能についてはRFC 7396で説明されています。

target_exprは、JSON値のターゲット・ドキュメントに評価されます。

patch_exprは、JSON値のパッチ・ドキュメントに評価されます。

JSON_MERGEPATCHは、ターゲット・ドキュメントと照らしてパッチ・ドキュメントを評価し、その結果をドキュメントとして生成します。ターゲットまたはパッチ・ドキュメントがNULLの場合、結果もNULLです。

JSON_query_returning_clauseには、演算子の戻り型を指定します。デフォルトの戻り型はVARCHAR2(4000)です。

PRETTYキーワードは、結果を人が読める形式にするよう指定します。

ASCIIキーワードは、非ASCII文字を、JSONのエスケープ・シーケンスで出力することを指定します。

TRUNCATEキーワードは、最終的なドキュメントを特定の戻り型に適するように切り捨てるよう指定します。

on_error_clause (オプション)は、ターゲットおよびパッチ・ドキュメントの処理中に発生するエラーの扱い方を制御します。

  • NULL ON ERROR - エラーが発生した場合にnullを戻します。これはデフォルトです。
  • ERROR ON ERROR - エラーが発生した場合に適切なOracleエラーを戻します。