choptツール
インストール後にchoptツールを使用して、Oracle Databaseオプションを追加または削除します。
用途
choptツールは、データベース・オプションを有効化および無効化するコマンドライン・ユーティリティです。
ノート:
Oracle Databaseイメージをインストールまたはクローニングすると、すべてのOracle Databaseオプションがデフォルトで有効になります。前提条件
choptツールを使用する前に、インストールを完了する必要があります。
ファイル・パス
このツールは、ORACLE_HOME/binディレクトリにあります
構文
chopt [enable | disable] db_option
オプション
| コマンド・オプション | 説明 |
|---|---|
olap |
Oracle OLAP |
partitioning |
Oracleパーティション化 |
rat |
Oracle Real Applicationテスト |
ノート:
- OLAPを有効または無効にする場合は、
SYS.XOQ_VALIDATEおよびSYS.APS_VALIDATEプロシージャを実行して、データベース・レジストリを更新する必要があります。OLAPを無効にする場合は、データベース・レジストリのステータスをOPTION OFFにする必要があります。OLAPを有効にする場合は、データベース・レジストリのステータスをVALIDにする必要があります。 - Oracle Advanced Analytics (OAA)機能は、Oracle Databaseでデフォルトで有効になっています。
choptツールを使用して無効にすることはできません。
例
choptツールを使用してOracle Databaseを変更するには、choptツールを実行する前にデータベースを停止し、データベース・オプションを追加または削除した後でデータベースを起動する必要があります。
例12-1 choptを使用したOracle Real Application Testingの有効化
次の例は、choptツールを使用して、Salesという名前のOracle DatabaseでOracle Real Application Testingオプションを有効にする方法を示しています。
cd $ORACLE_HOME/bin
srvctl stop database -d Sales
chopt enable rat
srvctl start database -d Sales