パスワード・レスポンス・ファイルの作成

パスワード・レスポンス・ファイルを作成すると、それを構成アシスタントで使用してサイレント・インストールを実行できます。

パスワード・レスポンス・ファイルを作成するには、次のステップを実行します。

  1. filename.propertiesという形式の名前のレスポンス・ファイルを作成します。たとえば:
    $ touch pwdrsp.properties
    
  2. テキスト・エディタでこのファイルを開いて、例に示すパスワード・ファイルの例の内容を切り取って貼り付け、必要に応じて変更します。
  3. パスワード・レスポンス・ファイルを保護するために権限を変更します。たとえば:
    $ ls -al pwdrsp.properties
    -rw------- 1 oracle oinstall 0 Apr 30 17:30 pwdrsp.properties
    

例A-4 Oracle Grid Infrastructure用のパスワード・レスポンス・ファイル(gridユーザー)

grid.crs|S_ASMPASSWORD=password
grid.crs|S_OMSPASSWORD=password
grid.crs|S_BMCPASSWORD=password
grid.crs|S_ASMMONITORPASSWORD=password

BMCカードがない場合、またはIPMIを有効にしない場合は、S_BMCPASSWORD入力フィールドを空白のままにしておきます。

例A-5 スタンドアロン・サーバー用のOracle Grid Infrastructureのパスワード・レスポンス・ファイル(oracleユーザー)

oracle.crs|S_ASMPASSWORD=password
oracle.crs|S_OMSPASSWORD=password
oracle.crs|S_ASMMONITORPASSWORD=password

例A-6 Oracle Databaseのパスワード・レスポンス・ファイル(oracleユーザー)

次の例に、Database Configuration Assistantで使用するパスワード・レスポンス・ファイルのテンプレートを示します。

oracle.server|S_SYSPASSWORD=password
oracle.server|S_SYSTEMPASSWORD=password
oracle.server|S_EMADMINPASSWORD=password
oracle.server|S_DBSNMPPASSWORD=password
oracle.server|S_ASMSNMPPASSWORD=password
oracle.server|S_PDBADMINPASSWORD=password

管理用にOracle Enterprise Managerを有効にしない場合、これらのパスワード・フィールドは空白のままにします。