Oracle ACFSの制限事項とガイドライン
単一インスタンスおよびクラスタ構成用のOracle ACFSを使用するためのストレージ・プランの一部として、次のトピックを確認します。
-
Oracle Automatic Storage Management Cluster File System (Oracle ACFS)は、汎用のファイル・システムです。
-
Oracle ACFSは、Oracle ASMが構成されている場合にのみ使用できます。
-
Oracle ACFSへのOracle DatabaseおよびOracle Grid Infrastructureのファイルの配置に関する次の一般的なガイドラインおよび制限事項に注意してください。
-
Oracle Databaseのバイナリ、データ・ファイルおよび管理ファイル(トレース・ファイルなど)をOracle ACFSに配置することができます。
-
Oracle ACFSでは、Oracle Databaseデータファイル、表領域ファイル、制御ファイル、REDOログ、アーカイブ・ログ、RMANバックアップ、データ・ポンプのダンプセットおよびフラッシュバック・ファイルの暗号化またはレプリケーションはサポートされません。
-
データベースのリリースがOracle Database 11gリリース2以上の場合にのみ、Oracle DatabaseホームをOracle ACFSに配置できます。以前のリリースのOracle Databaseは、Oracle ACFS上にはインストールできません。
-
Oracle Clusterwareでのインストールの場合、Oracle ClusterwareのファイルをOracle ACFSに配置することはできません。
-
-
Oracle Restartは、rootベースのOracle Clusterwareリソースをサポートしません。このため、Oracle Restart構成でOracle ACFSを実行する場合は、次の制限が適用されます。
-
Oracle Database 18cから、コンフィギュレーション・アシスタントではOracle Restart構成のOracle ACFSにはOracle Databaseホームを作成できません。
-
Oracle Restartでは、どのプラットフォームでもOracle ACFSリソースはサポートされません。
-
Oracle Database 12cから、Oracle Restart構成でOracle ACFSレジストリがサポートされなくなりました。
-
Linuxでは、Oracle ACFSによって、システムの再起動および停止時にドライバのロード/アンロードおよびOracle ACFSファイル・システムのマウント/アンマウントを実行する自動化されたメカニズムが提供されます。ただし、Oracle ACFSでは、マウントされているファイル・システムに対するシステム実行中の自動リカバリは提供していません。Linux以外では、Oracle ACFSによって、他のオペレーティング・システムに対してこの自動化されたメカニズムは提供されません。
-
Oracle ACFSファイル・システムでのOracleデータ・ファイルの作成は、Oracle Restart構成ではサポートされません。Oracle ACFSファイル・システムでのOracleデータ・ファイルの作成は、クラスタ構成用のOracle Grid Infrastructureでサポートされます。
-
-
Oracle ACFSおよびOracle ADVMはIBM AIX Workload Partition (WPAR)ではサポートされません。