アップグレードのためのOracle Databaseのバックアップ
この手順を使用して、アップグレードを試みる前に既存のOracle Databaseをバックアップします。
注意:
Oracleソフトウェアを変更する前に、Oracleソフトウェアおよびデータベースのバックアップを作成することをお薦めします。Microsoft Windowsオペレーティング・システム上で動作するOracleソフトウェアでは、Windowsレジストリもバックアップする必要があります。Microsoft Windowsでは、レジストリのバックアップがないと、アップグレードが失敗して以前のソフトウェア・インストールに戻す場合に、Oracleソフトウェアを動作状態にリストアできません。
データベースを正常に停止する前に、preupgrade
パラメータを使用してAutoUpgradeを実行する必要があります。停止時間を最小限に抑えるために、オンライン・バックアップを実行するか、保証付きリストア・ポイントを作成できます。
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次のように、Oracle RMANにサインオンします。
rman "target / nocatalog"
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次のRMANコマンドを実行します。
RUN { ALLOCATE CHANNEL chan_name TYPE DISK; sql 'ALTER SYSTEM ARCHIVE LOG CURRENT'; BACKUP DATABASE FORMAT '/tmp/db%U' TAG before_upgrade PLUS ARCHIVELOG FORMAT '/tmp/arch%U' TAG before_upgrade; BACKUP CURRENT CONTROLFILE FORMAT '/tmp/ctl%U' TAG before_upgrade; }
注意:
このバックアップ中に他のRMANバックアップが実行されないようにする必要があります。別のRMANコマンドによってアーカイブ・ログがバックアップおよび削除された場合、他のRMANコマンドによってアーカイブ・ログが削除されているため、このバックアップはリカバリできない可能性があります。