直接のアップグレードをサポートするOracle Databaseのリリース
最新のOracle Databaseリリースに直接アップグレードするためにサポートされるオプションを参照してください。
次の各リリースから新しいリリースへは、直接、アップグレードできます。
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11.2.0.4
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12.1.0.2
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12.2.0.1
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18
最新のOracle Databaseリリースにアップグレードするために必要なパスは、現行のデータベースのリリース番号によって異なります。
現行のOracle Databaseが11.2.0.4より前のリリースの場合は、Oracle Databaseの現行のリリースから最新リリースに直接アップグレードすることはできません。この場合、Oracle Database 19cにアップグレードする前に、中間リリースにアップグレードする必要があります。
直接のアップグレードを実行できない場合、直接のアップグレードがサポートされる最新のリリースへのアップグレードを実行します。
ノート:
複数のステップで行われるアップグレードでは、現行のリリースにアップグレードするために2回のアップグレードを実施する必要がある場合、最初にターゲットのアップグレード・リリースへの直接アップグレードがサポートされている中間アップグレード・リリースへのアップグレードを完了します。次に、ターゲットのアップグレード・リリースのアップグレードを完了します。
たとえば、アップグレード元になるデータベースでOracle Database 10gを実行している場合にOracle Database 19cにアップグレードするには、次のステップに従います。
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『Oracle Databaseアップグレード・ガイド12cリリース1 (12.1)』の指示(12.1.0.2向けのアップグレード前スクリプトの実行を含む)に従って、リリース10.2.0.5からリリース12.1.0.2 (ターミナル・パッチセットのリリース)へアップグレードします。
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Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)を直接Oracle Database 19cにアップグレードします。Oracle Database 19c向けのアップグレード前スクリプトの実行を含め、このマニュアル『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』の指示に従ってください。
次の表に、Oracle Databaseのリリースごとに必要なアップグレード・パスを示します。Oracle Database 18cに完全にアップグレードする前に、ご使用のデータベースのアップグレード・パスおよび指定されたドキュメントを使用して中間アップグレードを実行します。
表1-1 Oracle Database 19cのアップグレード・パスの例
現行リリース | アップグレード・オプション |
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18 (すべてのリリース)、12.2.0.1、12.1.0.2、11.2.0.4 |
直接のアップグレードがサポートされています。現行の『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』(このマニュアル)を使用してアップグレードを実行します。 |
12.1.0.1 11.2.0.1, 11.2.0.2, 11.2.0.3 11.1.0.6, 11.1.0.7 10.2以前のリリース |
Oracle Database 19cへの直接のアップグレードはサポートされていません。 解決策: 現行のリリースに直接アップグレードできるOracle Databaseの中間リリースにアップグレードします。このリリースでの直接のアップグレードがサポートされないOracle Databaseリリースを、直接のアップグレードがサポートされるOracle Databaseの中間リリースにアップグレードします。 Oracle Databaseの中間リリースにアップグレードする際には、中間リリース向けのアップグレード前スクリプトの実行を含め、中間リリースのドキュメントの指示に従ってください。Oracle Databaseの中間リリースへのアップグレードが完了したら、中間リリースのデータベースを現行のOracle Databaseリリースにアップグレードできます。 この制限は、Oracle Data Pumpエクスポート/インポートを使用して新しいリリースにデータを移行する場合には適用されません。 たとえば:
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