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1.1 Oracle Restartのアップグレードのオプションおよび制限事項

スタンドアロン・サーバー(Oracle Restart) 19c用のOracle Grid Infrastructureにアップグレードするときには、次に示すアップグレードのオプションと制限事項を確認してください。

このリリースのOracle Restartでサポートされているアップグレード・パスは次のとおりです。

  • Oracle Restart 11gリリース2 (11.2.0.4)からOracle Restart 19cへのアップグレード。

  • Oracle Restart 12cリリース1 (12.1.0.2)からOracle Restart 19cへのアップグレード。

  • Oracle Restart 12cリリース2 (12.2)からOracle Restart 19cへのアップグレード。

  • Oracle Restart 18cからOracle Restart 19cへのアップグレード。

Oracle Restartのアップグレードの制限事項

  • Oracle Restartは、常にホーム外でアップグレードします。既存のGridホームへのOracle Restartのインプレース・アップグレードは実行できません。
  • Oracle Restart 19cのアップグレードは、以前のリリースのOracle Restartソフトウェアの所有者と同じユーザーで実行する必要があります。
  • Gridホームのディレクトリは削除しないでください。たとえば、Grid_home\OPatchディレクトリを削除しないでください。このディレクトリを削除すると、Oracle Restartインストールの所有者がOPatchユーティリティを使用してGridホームにパッチを適用できなくなり、OPatchのエラー・メッセージ"'checkdir' error: cannot create Grid_home\OPatch"が表示されます。
  • 19c Oracle Restartホーム内のソフトウェアは、アップグレードが完了するまで完全には機能しません。新しいGridホームからsrvctlcrsctlなどのコマンドの実行は、アップグレードが完了するまでサポートされません。
  • Oracle Restartのアップグレード中に、以前のリリースの既存のデータベース・ホーム内にあるデータベースを管理するには、既存のデータベース・ホームからsrvctlユーティリティを使用します。