GGSCIでパラメータ・ファイルを作成する方法

パラメータ・ファイルを作成するには、GGSCIユーザー・インタフェース内でEDIT PARAMSコマンドを使用するか、テキスト・エディタを直接使用します。GGSCIを使用する場合、標準のテキスト・エディタを使用しますが、パラメータ・ファイルは正しいファイル名で適切なディレクトリに自動的に保存されます。

GGSCIのEDIT PARAMSでパラメータ・ファイルを作成すると、そのファイルはOracle GoldenGateディレクトリのdirprmサブディレクトリに保存されます。dirprm以外のディレクトリにパラメータ・ファイルを作成することは可能ですが、プロセス・グループの作成時にもADD EXTRACTまたはADD REPLICATコマンドのPARAMSオプションでそのフルパス名を指定する必要があります。パラメータ・ファイルは、ExtractグループまたはReplicatグループに一度関連付けたら、処理の開始後にOracle GoldenGateを適切に動作させるため、元の場所から移動しないでください。

EDIT PARAMSコマンドによって、GGSCIインタフェース内で次のテキスト・エディタが起動されます。

  1. Oracle GoldenGateがインストールされているディレクトリからGGSCIを実行します。
  2. GGSCIで、次のコマンドを発行してデフォルトのテキスト・エディタを起動します。
    EDIT PARAMS group_name
    

    説明:

    group_nameは、mgr(Managerプロセスの場合)か、ファイルを作成するExtractグループまたはReplicatグループの名前です。ExtractまたはReplicatのパラメータ・ファイルの名前は、プロセス・グループの名前と同じである必要があります。

    次のコマンドでは、extoraという名前のExtractグループのパラメータ・ファイルを作成または編集します。

    EDIT PARAMS extora
    

    次のコマンドでは、Managerプロセスのパラメータ・ファイルを作成または編集します。

    EDIT PARAMS MGR
    
  3. テキスト・エディタの編集機能を使用して、このファイルを説明するコメント行を必要な数だけ入力します(各コメント行の先頭には必ず2つのハイフン(--)を挿入してください)。
  4. コメント以外の行に、Oracle GoldenGateのパラメータを入力します(パラメータ文ごとに新しい行を開始します)。

    Oracle GoldenGateのパラメータの構文は次のとおりです。

    PARAMETER_NAME argument [, option] [&]
    

    説明:

    • PARAMETER_NAMEは、パラメータの名前です。

    • argumentは、パラメータの必須引数です。一部のパラメータには引数がありますが、その他のパラメータにはありません。引数間のカンマはオプションです。

      EXTRACT myext
      USERIDALIAS ogg1
      ENCRYPT AES192 KEYNAME mykey
      ENCRYPTTRAIL AES 192
      EXTTRAIL ./dirdat/c1, PURGE
      CUSEREXIT userexit.dll MyUserExit, INCLUDEUPDATEBEFORES, &
        PARAMS "init.properties"
      TABLE myschema.mytable;
      
    • [, option]は、オプション引数です。

    • [&]は、前述の例のCUSEREXITパラメータ文のように、複数行にわたるパラメータ文の各行の最後に必要です。ただし、次のものはセミコロンで終わるため、アンパサンドの指定は可能ですが必須ではなく、例外となります。

      • MAP

      • TABLE

      • SEQUENCE

      • FILE

      • QUERY

    ノート:

    RMTHOSTおよびRMTHOSTOPTIONSパラメータを一緒に指定できます。動的IP割当てが適切に構成されている場合、RMTHOSTパラメータはRMTHOSTOPTIONSに必要ではありませんRMTHOSTOPTIONSが使用されている場合、MGRPORTオプションは無視されます。

  5. ファイルを保存して閉じます。