MAP文の説明

  • UPDATEにターゲット行は存在するが、キー以外の列が異なるUPDATEROWEXISTS競合には、列に応じて2つの異なる解決を使用します。

    • delta_res_method解決では、salary列とbalance列に対してUSEDELTA解決ロジックを使用し、各値の変更が各列の現行値に追加されるようにします。

    • max_res_method解決では、address列とlast_mod_time列に対してUSEMAX解決ロジックを使用します。last_mod_time列が解決列です。この列は行が変更されるたびに現在の時間で更新され、証跡内のこの列の値がターゲットの値と比較されます。証跡レコード内のlast_mod_timeの値がターゲット・データベースのlast_mod_timeの現行値より大きい場合は、addresslast_mod_timeの変更がターゲットに適用されます。そうでない場合、変更は無視され、ターゲット値が維持されます。

    • DEFAULTでは、表(デフォルトの列グループ)の残りの列(phonecomment)に対してIGNORE解決ロジックを使用します。Replicatでは、これらの列の変更は常に無視されます。

  • COMPARECOLSでは、comment列を除くすべての列を、UPDATE操作の競合検出における比較列として使用します。commentは更新のWHERE句では使用されませんが、証跡レコード内に変更前イメージを持つその他すべての列が使用されます。

    ノート:

    USEMAXのかわりにUSEMAXEQ解決を使用すると、>=条件を適用できます。詳細は、Oracle GoldenGateパラメータおよび機能リファレンスを参照してください。