デルタ競合検出および解消の構成

DBMS_GOLDENGATE_ADMパッケージのADD_AUTO_CDR_DELTA_RESプロシージャを使用して、デルタ競合検出および解決を構成します。

デルタ競合解決では、競合が検出された列を1つ指定して解決します。行LCRの列の値が表の対応する値と一致しない場合に、競合が検出されます。競合を解決するために、行LCRの新しい値と古い値の差が表の値に加算されます。

DBMS_GOLDENGATE_ADMパッケージのGRANT_ADMIN_PRIVILEGEプロシージャを使用して、Oracle GoldenGate管理者を構成できます。
  1. Oracle GoldenGate管理者としてインバウンド・サーバー・データベースに接続します。
  2. ADD_AUTO_CDRプロシージャを実行して表を指定し、最新のタイムスタンプの競合検出および解決を構成します。
  3. ADD_AUTO_CDR_DELTA_RESプロシージャを実行して、デルタ競合検出および解決の実行対象の列を指定します。
  4. 表をレプリケートする各Oracle Databaseに対して前述のステップを繰り返します。

例9-24 表に対するデルタ競合検出および解決の構成

この例では、oe.orders表のorder_total列に対して、デルタ競合検出および解決を構成します。

BEGIN
  DBMS_GOLDENGATE_ADM.ADD_AUTO_CDR(
    SCHEMA_NAME => 'OE',
    TABLE_NAME  => 'ORDERS');
END;
/

BEGIN
  DBMS_GOLDENGATE_ADM.ADD_AUTO_CDR_DELTA_RES(
    SCHEMA_NAME => 'OE',
    TABLE_NAME  => 'ORDERS',
    COLUMN_NAME => 'ORDER_TOTAL');
END;
/