ハートビート表の追加

ハートビート表は、データ・レプリケーション・サイクル全体のラグをモニターするために使用されます。自動ハートビートは、ハートビート・シード表およびハートビート表のレコードを更新し、ハートビート履歴レコードを構築することにより、各ソース・データベースからレプリケーション・ストリームに送信されます。

レプリケーション・ストリーム内の各プロセスでは、ハートビート・レコードがトラッキング情報で更新され、その後、ターゲット・データベースのハートビート表で更新されます。これらのハートビート・レコードは、ターゲット・データベースでハートビート表に挿入されるか、更新されます。

ノート:

ハートビート表の作成はオプションですが、推奨されます。

ハートビート表を追加するには、「DB接続」ページから各ソースおよびターゲット・データベースに接続し、「ハートビート」メニューを選択してから、次のステップを実行します。

  1. ハートビート表を追加するには、横にあるプラス(+)記号をクリックします。

  2. デフォルト設定を受け入れるか、使用可能な値を必要に応じて変更します。

    ノート:

    「ターゲットのみ」のオプションを持つデータベースでは、ソース・データベースに関連付けられた不要なジョブが作成されないように、そのデータベースをレプリケーション・ストリームのターゲット・データベースとしてのみ使用する場合、このオプションを選択します。
  3. 「発行」をクリックします。

コマンドラインからこのタスクを実行し、データベース固有の重要な制限を確認するには、『Oracle GoldenGateコマンド・ライン・インタフェース・リファレンス』ADD HEARTBEATTABLEを参照してください。

次のステップでは、ハートビート表を設定するコマンドについて説明します。

  1. コマンドラインから管理クライアントを起動します。

  2. 管理クライアントからデプロイメントに接続します。

    CONNECT https://remotehost:srvmgrport DEPLOYMENT deployment_name AS deployment_user PASSWORD deployment_password
    次に例を示します。
    CONNECT https://remotehost:16000 DEPLOYMENT ggdep_postgres AS ggadmin PASSWORD P@ssWord
  3. DBLOGIN USERIDALIASコマンドを使用して、ソース・データベースおよびターゲット・データベースに接続します。次の例は、資格証明別名ggeastを持つソース・データベースへの接続を示しています。
    (https://remotehost:16000 ggdep_postgres)> DBLOGIN USERIDALIAS ggeast
  4. ハートビート表を追加します。

    (https://remotehost:16000 ggdep_postgres)> ADD HEARTBEATTABLE 

オプションで、一方向レプリケーションにのみ使用されるターゲット専用データベースの場合、ハートビート・レコード更新関数が作成されないTARGETONLYオプションを含めることができます。

コマンド・オプションの詳細は、「ADD HEARTBEATTABLE」を参照してください。