Extractの追加

「データベース資格証明の追加と変更」のステップを使用して、Extractを作成および実行するためのデータベース資格証明を設定します。

  1. Oracle GoldenGateユーザー資格証明を使用してAdministration Serverにログインします。

  2. Administration Serverの概要ページで、Extractの横の「+」記号をクリックします。

  3. 作成するExtractのタイプを選択して、「次」をクリックします。Extractのタイプは次のとおりです。

    • 統合Extract

    • クラシックExtract

    • 初期ロードExtract

    ノート:

    初期ロードExtractはソース・デプロイメントから起動できません。これを起動できるのはセキュアでないデプロイメントのみです。
  4. アスタリスク(*)で示される必須情報を入力および選択します。すべてのExtractに対して、「プロセス名」、「資格証明ドメイン」および「資格証明別名」が必須です。説明はオプションです。「新規資格証明の作成」オプションは、すべてのExtractに共通です。

    作成の対象として選択したExtractのタイプに基づいて、次に示す必須およびオプションの詳細を追加構成できます。
    オプション 説明 データベース
    基本情報

    プロセス名

    Extractプロセスの名前Extractプロセスの名前は最大8文字です。

    すべてのデータベース

    説明

    作成するExtractプロセスの説明。

    すべてのデータベース

    目的

    Extractを作成する目的について説明します。デフォルト・オプションは「一方向」です。その他のオプションには、「高可用性」、「障害回復」、「N-Way」がありますが、これらは情報提供のみです。

    すべてのデータベース

    開始

    Extractがデータの取得を開始するREDOログまたはトランザクション・ログ内の開始位置を設定するために使用されます。使用可能なオプションは、サポートされているデータベースに応じて、「今すぐ」、「カスタム時間」、「CSN」、「ログでの位置」および「EOF」です。

    すべてのデータベース

    トレイル名

    2文字の証跡名。

    すべてのデータベース

    トレイルのサブディレクトリ、サイズ、順序およびオフセット

    証跡の詳細をさらに細かく構成できます。

    すべてのデータベース

    リモート

    Extract証跡がリモートの場合は、このオプションを有効にします。

    Oracleデータベースでは、Extract証跡をリモートのOracle GoldenGate Classicインストールに直接書き込む場合、このオプションを有効にします。

    MySQLでは、このオプションを設定すると、TRANLOGOPTIONS ALTLOGDEST REMOTEパラメータでリモートExtractをサポートできますが、証跡には関連しません。

    Oracle、MySQL

    登録情報

    CSN

    コミット順序番号(CSN)値

    Oracle

    共有

    LogMinerデータ・ディクショナリを共有する方法を選択します。オプションは次のとおりです。
    • 自動: このオプションを使用すると、ディクショナリを共有する方法を選択できます。

    • なし: このオプションを選択すると、ディクショナリを共有できません。

    • Extract: 特定のExtractに対してLogMinerディクショナリの共有を許可する場合は、このオプションを選択します。

    Oracle

    最適化

    Extract登録を最適化するには、このオプションを有効にします。

    Oracle

    ダウンストリーム取得

    ログ・マイニング用のダウンストリームExtractを設定するには、このオプションを有効にします。

    Oracle

    登録のみ

    このオプションは、Extractを登録するだけで、Extractを追加しない場合に使用します。登録では、Extractの登録時または「登録のみ」オプションの使用時にレプリケーション・スロットが作成されます。

    PostgreSQL

    ソース・データベース資格証明

    新規資格証明の作成

    データベース・ログイン資格証明を設定していない場合は、ここからデータベース・ログイン資格証明を作成して保存できます。

    すべて

    資格証明ドメイン

    データベースのドメインを作成します。

    すべて

    資格証明別名

    データベース・ログインの資格証明を指定します。

    すべて

    ユーザーID

    データベースにログインするためのユーザー名を指定します。

    すべて

    パスワード、パスワードの確認

    データベースへのログインに使用するパスワードを入力し、確認のためにパスワードを再入力します。

    すべて

    資格証明ドメイン

    指定したドメイン名の下に資格証明ユーザーを保存できます。同じ別名を、同じ資格証明ストアを使用する複数のOracle GoldenGateインストールが使用できるようにします。デフォルトのドメインはOracle GoldenGateです。

    すべてのデータベース

    資格証明別名

    ユーザー名に対して別名を指定します。ユーザー名をパラメータ・ファイルまたはコマンドに指定したくない場合にはこのオプションを使用します。ALIASを使用しない場合、別名はデフォルトでユーザーの名前になり、ログインが必要な場合に、これがパラメータ・ファイルおよびコマンドで使用される必要があります。ADD USERオプションをALIASとともに使用することで、ユーザーに対し、それぞれが異なる別名を含む複数のエントリを作成できます。

    すべてのデータベース

    ダウンストリーム・マイニング

    マイニング資格証明ドメイン

    ダウンストリーム・マイニング・データベースのドメイン名。

    Oracle

    マイニング資格証明別名

    マイニング・ダウンストリーム・データベースの別名。

    Oracle

    ユーザーIDなし

    ソース・データベース接続がない場合は、このオプションを有効にします。このオプションを選択すると、ADGフェッチ・オプションが有効になります。

    Oracle

    ADGフェッチ資格証明ドメイン

    ADGフェッチ・データベースのドメイン名。

    Oracle

    ADGフェッチ資格証明別名

    ADGフェッチ・データベースのドメイン別名。

    Oracle

    すべてのタイプのExtractプロセスの作成時に、管理対象プロセスのオプションを入力する必要があります。次の表に、これらのオプションを示します。
    オプション 説明

    プロファイル名

    自動起動および自動再起動プロファイルの名前を指定します。デフォルトまたはカスタムのオプションを選択できます。

    すでにプロファイルを作成している場合は、そのプロファイルを選択することもできます。「カスタム」オプションを選択すると、このセクション自体から新しいプロファイルを設定できます。

    デプロイメントのヘルスに不可欠

    (Oracleのみ)プロファイルがデプロイメントの状態にとって重要な場合、このオプションを有効にします。このオプションは、高可用性環境で有効にできます。

    ノート:

    このオプションは、ExtractまたはReplicatの作成時にのみ表示され、「プロファイル」ページで管理対象プロセスを設定するときには表示されません。

    自動開始

    プロセスの自動起動を有効にします。

    開始の遅延

    プロセスを開始するまでの待機時間(秒)

    自動再起動

    プロセスが終了した場合の再起動方法を構成します

    最大再試行回数

    プロセスの起動を試行する最大再試行回数を指定します

    再試行の遅延

    プロセスの起動を試行する際の遅延時間

    再試行期間 プロセスの起動を試行する継続時間間隔
    失敗時にのみ再起動 trueの場合、タスクが失敗した場合のみ再起動されます
    試行回数に達したらタスクを無効化 trueの場合、プロセスの再起動のすべての試行を空にした後で、タスクが無効化されます。
  5. 「次」をクリックします。

  6. テキスト領域でパラメータ・ファイルを編集して、取得を検討している表の詳細を指定できます。たとえば、table source.table1;とします

    「Register Extract in the background」を選択すると、Extractをバックグラウンドで非同期で登録できます。

  7. 「Register Extract in the background」を選択すると、Extractをバックグラウンドで非同期で登録できます。

  8. 「作成および実行」をクリックすると、Extractが作成され起動されます。「作成」を選択するとExtractは作成されますが、起動するためには概要ページの「Extract」ドロップダウンを使用する必要があります。

    Administration Serverの概要ページに戻ります。Extractの詳細(プロセス情報、チェックポイント、統計、パラメータ、レポートなど)を表示するには、「アクション」リストを選択します。