バリア・トランザクションについて
バリア・トランザクションは、調整Replicat構成で自動的に管理されます。バリア・トランザクションは、スレッド間での調整を必要とするトランザクションです。たとえば、DDL文、主キーに対する更新を含むトランザクションおよび一部のEVENTACTIONS
アクションなどです。
オプションで、MAP
文で COORDINATED
キーワードを使用することで、他のトランザクションを強制的にバリア・トランザクションのように処理できます。この使用例の1つは、SQLEXEC
を、強制的にシリアル実行に類似した方法で実行する場合です。これは、ターゲットの状態がすべてのトランザクションにわたって整合的でないと結果が一意にならない可能性がある場合に有益です。
ノート:
マップされた表がTHREADRANGE
に基づいてパーティション化されている場合、調整Replicatは非バリア・トランザクションの依存性計算を実行しません。指定されたTHREADRANGE
列に依存して、ハッシュ値が計算されます。これによりハッシュ値に基づいて受信データがパーティション化され、このハッシュ値に一致するすべてのレコードが同じスレッドに送信されます。