よく使用するコマンド・シーケンスの保存と呼出し

よく使用する一連のコマンドは、OBEYファイルおよびOBEYコマンドを使用して自動化できます。OBEYファイルでは、ローカル・オペレーティング・システムの文字セットが認識されます。その文字セットと互換性のない文字を指定するには、Unicode表記法を使用します。

OBEYを使用する手順

  1. 1行に1つのコマンドを含むテキスト・ファイルを作成して保存します。これがユーザーのOBEYファイルになります。オペレーティング・システムでサポートされる任意の名前を指定します。OBEYファイル内に他のOBEYファイルをネストできます。
  2. 管理クライアントを起動します。
  3. (オプション)ネストしたOBEYファイルを含むOBEYファイルを使用する場合、次のコマンドを発行します。このコマンドによって、現在のセッションでネストしたOBEYファイルを使用できるようになります。ネストしたOBEYファイルを使用する場合、常にこのコマンドが必要です。
    ALLOWNESTED
  4. 管理クライアントからOBEYコマンドを使用して、OBEYファイルを呼び出します。
    OBEY file_name

    説明:

    file_nameは、OBEYファイルの相対名または完全修飾名です。

例9-37 OBEYコマンド・ファイル

ALTER CREDENTIALSTORE ADD USER c##ggadmin@cdb1 ALIAS cggwest DOMAIN OracleGoldenGate PASSWORD ggadmin
DBLOGIN USERIDALIAS cggwest
ALTER CREDENTIALSTORE ADD USER ggadmin@pdbwest ALIAS ggwest DOMAIN OracleGoldenGate PASSWORD Welcome2OGG

ADD SCHEMATRANDATA hr
ADD TRANDATA hr.employees
ADD HEARTBEATTABLE

ADD EXTRACT exte, INTEGRATED TRANLOG, BEGIN NOW
ADD EXTTRAIL east/ea, EXTRACT exte
START EXTRACT exte

INFO EXTRACT exte, DETAIL

詳細は、Oracle GoldenGateパラメータおよび機能リファレンスOBEYを参照してください。