2.40 FLUSH SEQUENCE
FLUSH SEQUENCEは、初期同期化中または再同期化中の最初にExtractを起動した直後に使用します。このコマンドは、Extractがトランザクション・データの取得を開始した時点で初期REDOレコードが使用できるように、Oracle順序を更新します。通常は、現在のキャッシュが使い果されるまで、REDOは生成されません。フラッシュは、ターゲット・システムで正しい順序値に同期するために使用する初期の開始位置を、Replicatに提供します。それ以降は、Extractは、順序値の通常のキャッシュ予約に関連付けられたREDOを使用できます。
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FLUSH SEQUENCEは、次のOracleプロシージャを使用します。データベース プロシージャ ユーザーおよび権限 ソース
updateSequenceOracle GoldenGate DDLオブジェクトの所有者、またはDDLサポートを使用しない場合は他の選択したユーザーに、
EXECUTEを付与します。ターゲット
replicateSequenceOracle GoldenGate Replicatユーザーに
EXECUTEを付与します。sequence.sqlスクリプトによって、これらのプロシージャはインストールされます。通常、このスクリプトはOracle GoldenGateのインストール・プロセスの一部として実行されますが、FLUSH SEQUENCEを使用する前に、これが実行されたことを確認してください。sequence.sqlが実行されていないと、フラッシュは失敗し、次に示すようなエラー・メッセージが生成されます。Cannot flush sequence {0}. Refer to the Oracle GoldenGate for Oracle documentation for instructions on how to set up and run the sequence.sql script. Error {1}. -
GLOBALSファイルには、プロシージャをインストールするスキーマを指定するGGSCHEMAパラメータが含まれている必要があります。このユーザーは、CONNECT、RESOURCEおよびDBA権限を持っている必要があります。 -
FLUSH SEQUENCEを使用する前に、updateSequenceプロシージャでEXECUTE権限を持つデータベース・ユーザーとして、DBLOGINコマンドを発行します。マルチテナント・コンテナ・データベースにログインしている場合、フラッシュされるシーケンスを含むプラガブル・データベースにログインします。
構文
FLUSH SEQUENCE owner.sequence
例
FLUSH SEQUENCE scott.seq
親トピック: 共通コマンドライン・インタフェースのコマンド