ExtractおよびReplicatプロセスのための接続の構成
ExtractおよびReplicatでは、tnsnames.ora
ファイルに専用のサーバー接続が必要です。
開始する前に、Oracleデータベース側に必要な権限を持つ専用ユーザーが存在することを確認してください。「Oracle GoldenGate Classic Architecture用のOracle Databaseのユーザー権限の付与」を参照してください。
Oracle GoldenGate側では、ExtractおよびReplicatパラメータ・ファイルでUSERID
またはUSERIDALIAS
パラメータの値を指定することにより、ExtractおよびReplicatプロセスがこれらの接続を使用するように指示します。
ExtractまたはReplicatパラメータ・ファイルに接続文字列を指定するセキュリティ・オプションは、次のとおりです。
資格証明ストアの方法:
USERIDALIAS ggeast
USERIDALIAS
の場合、別名ggeast
は、実際の接続文字列を含むOracle GoldenGate資格証明ストアに格納されます。次の例では、INFO CREDENTIALSTORE
コマンドを使用して、Oracle GoldenGateで構成された資格証明の詳細を表示します。
INFO CREDENTIALSTORE DOMAIN OracleGoldenGate
出力:
Domain: OracleGoldenGate
Alias: ggeast
Userid: ggadmin@dc1.example.com:1521/DBEAST.example.com
Bequeath接続の設定
Bequeath接続記述子がtnsnames.ora
に追加されている場合、Oracle GoldenGateは、ネットワーク・リスナーを使用することなくデータベース・インスタンスに接続できます。
次の例は、Bequeath接続記述子を使用してデータベースに接続する場合の構成を示しています。
dbbeq = (DESCRIPTION=
(ADDRESS=(PROTOCOL=beq)
(ENVS='ORACLE_SID=sales,ORACLE_HOME=/app/db_home/oracle,LD_LIBRARY_PATH=/app/db_home/oracle/lib')
(PROGRAM=/app/db_home/oracle/bin/oracle)
(ARGV0=oraclesales)
(ARGS='(DESCRIPTION=(LOCAL=YES)(ADDRESS=(PROTOCOL=beq)))'))
(CONNECT_DATA=(SID=sales)))
この例の詳細は次のとおりです:
/app/db_home
は、ターゲットOracleデータベースのインストール・ディレクトリです。
sales
は、データベース・サービス名です
ENVS
パラメータのORACLE_SID
、ORACLE_HOME
およびLD_LIBRARY_PATH
は、ターゲットを参照します。
ノート:
これらの環境変数の設定の間に空白がないことを確認してください。