Linuxでのデータベース接続の構成

Linuxでデータベース接続を作成するには、/etc/odbc.iniファイル内にデータ・ソース名(DSN)を設定します。
  1. /etc/odbc.iniファイルにソース・データベースまたはターゲット・データベースごとにDSNを作成します。

    sudo vi /etc/odbc.ini
    #Sample DSN entries
    [ODBC Data Sources]
    PG_src=Oracle GoldenGate PostgreSQL Wire Protocol
    PG_tgt=Oracle GoldenGate PostgreSQL Wire Protocol
    [ODBC]
    IANAAppCodePage=4
    InstallDir=/u01/app/ogg
    [PG_src]
    Driver=/u01/app/ogg/lib/ggpsql25.so
    Description=Oracle GoldenGate PostgreSQL Wire Protocol
    Database=sourcedb
    HostName=remotehost
    PortNumber=5432
    [PG_tgt]
    Driver=/u01/app/ogg/lib/ggpsql25.so
    Description=Oracle GoldenGate PostgreSQL Wire Protocol
    Database=targetdb
    HostName=remotehost
    PortNumber=5432

    前述の例で、各要素の意味は次のとおりです。

    PG_srcおよびPG_tgtは、ExtractやReplicatなどのOracle GoldenGateプロセスによって参照されるソース・データベースおよびターゲット・データベースのDSNのユーザー定義名です。DSN名はアンダースコアとダッシュ以外のキーボードの特殊文字を除く英数字で32文字までの長さにできます。

    IANAAppCodePage=4はデフォルト設定ですが、データベース文字セットがUnicodeでない場合、次のガイダンスに従って変更できます。

    https://docs.progress.com/bundle/datadirect-connect-odbc-71/page/IANAAppCodePage_9.html#IANAAppCodePage_9

    InstallDirは、Oracle GoldenGateインストール・フォルダの場所です。

    Driverは、Oracle GoldenGateインストール・ホームの$OGG_HOME/lib/ggpsql25.soファイルの場所です。

    Databaseは、ソース・データベースまたはターゲット・データベースの名前です。

    HostNameは、データベース・ホストのIPアドレスまたはホスト名です。

    PortNumberは、データベースのリスニング・ポートです。

    また、LogonIDおよびPasswordをExtractまたはReplicatユーザーに提供することもできますが、これらはクリア・テキストに格納されるため、かわりにこれらのフィールドをDSNから除外して、Oracle GoldenGateウォレットに資格証明別名として格納し、ExtractおよびReplicatのUSERIDALIASパラメータを使用して参照することをお薦めします。

  2. odbc.iniファイルを保存して閉じます。