Replicatパラメータ・ファイルの構成

次のステップでは、Replicatプロセスを構成します。このプロセスでは、レプリケートされたデータがDB2 LUWターゲット・データベースに適用されます。

  1. ターゲット・システムのGGSCIで、Replicatパラメータ・ファイルを作成します。
    EDIT PARAMS name
    

    nameはReplicatグループの名前です。

  2. 次に示す順序でReplicatパラメータを入力します。パラメータ文ごとに新しい行を開始します。

    Replicatグループの基本パラメータ:

    REPLICAT financer
    TARGETDB mytarget, USERIDALIAS myalias
    ASSUMETARGETDEFS
    MAP hr.*, TARGET hr2.*;
    
    パラメータ 説明
    REPLICAT group

    groupは、Replicatグループの名前です。

    TARGETDB database, USERIDALIAS alias

    ターゲットDB2 LUWデータベースの実際の名前(別名ではなく)と、Replicatに割り当てられているユーザーのデータベース・ログイン資格証明を指定します。この資格証明は、Oracle GoldenGate資格証明ストアに存在する必要があります。詳細は、「Oracle GoldenGateプロセス用データベース・ユーザー」を参照してください

    ASSUMETARGETDEFS

    データ定義の解釈方法を指定します。ASSUMETARGETDEFSでは、ソース表とターゲット表で定義が同一であると見なされます。(この手順では、定義は同一であるものとします。)

    ソース表とターゲット表の定義が異なる場合は、かわりにSOURCEDEFSを使用し、DEFGENユーティリティでソース・データ定義ファイルを作成します。

    MAP schema.object, TARGET schema.object;

    ソース表または複数オブジェクト、および対応するターゲット・オブジェクトの間の関係を指定します。

    • MAPは、MAP文のソース部分を指定します。これは必須キーワードです。この句でソース・オブジェクトを指定します。

    • TARGETは、MAP文のターゲット部分を指定します。これは必須キーワードです。ソース・オブジェクトのマッピング先のターゲット・オブジェクトを指定します。

    • schemaは、スキーマ名またはスキーマのワイルドカード・セットです。

    • objectは表名またはワイルドカードを使用したオブジェクトのセットです。

    このパラメータ文はセミコロンで終了します。

    DB2 LUWではアスタリスク(*)ワイルドカードのみがサポートされます。このデータベースでは疑問符(?)ワイルドカードはサポートされません。ワイルドカード指定からオブジェクトを除外するには、MAPEXCLUDEパラメータを使用します。

  3. 構成に推奨されるオプションのReplicatパラメータを入力します。このファイルは、GGSCIのEDIT PARAMSコマンドを使用して、処理を開始する前の任意の時点で編集できます。
  4. ファイルを保存して閉じます。