文字セット間の変換
Oracle GoldenGateでは、ソースとターゲットの文字セットが異なると、オブジェクト名および列データがデータベース間で正しく比較、マップ、操作されるようにするため、文字セットの変換が行われます。サポートされる文字セットのリストは、サポートされる文字セットを参照してください。
異なるデータベースの間で文字が正確に表現されるためには、次の条件を満たす必要があります。
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ターゲット・データベースの文字セットは、ソース・データベースの文字セットのスーパーセットであるか、ソース・データベースの文字セットと同等である必要があります。同等とは、同一であることではなく、同じ文字のセットが存在することを意味します。たとえば、Shift-JISとEUC-JPは、厳密に言うと完全に同一ではありませんが、ほとんどの場合に同じ文字が存在します。
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クライアント・アプリケーションで異なる文字セットが使用されている場合、データベースの文字セットがクライアント・アプリケーションの文字セットのスーパーセットであるか、クライアント・アプリケーションの文字セットと同等であることも必要です。
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Oracleを含む多くのデータベースで、文字セットに含まれない文字をデータベースに強制的に入力できます。Oracle GoldenGateでは、これは無効な値とみなされ、データのレプリケート時にこの文字を正しくマップしない場合があります。このような状況では、『Oracle GoldenGateリファレンス』の説明に従って、
REPLACEBADCHAR
パラメータを使用できます。
この構成では、クライアントまたはソースの文字セットからローカル・データベースの文字セットへの変換時に、すべての文字が表現されます。
Replicatプロセスは、1つのソース文字セットから1つのターゲット文字セットへの変換をサポートできます。