並列Replicatの作成

グラフィカル・ユーザー・インタフェースまたはコマンドライン・インタフェース(GGSCIおよびAdminClient)を使用して、パラレル・レプリケーションを作成できます。

並列Replicatにはチェックポイント表が必要なため、並列Replicatにチェックポイント表が含まれない場合は、管理サービスUIと管理クライアントの両方がエラーを発行します。

ノート:

パラレル・レプリケーションでは、統合モードでのCOMMIT_SERIALIZATIONはサポートされません。この適用プロセスを使用するには、統合Replicatを使用してください。

管理サービスを使用した非統合並列Replicatの作成

  1. ブラウザを開いて、Configuration Assistantで作成したサービス・マネージャに接続します。

    https://server_name:service_manger_port/

    たとえば、https://localhost:9000/に接続します。非セキュアな環境ではhttpsのかわりにhttpを使用します。

    Oracle GoldenGateサービス・マネージャが表示されます。

  2. 作成したユーザー名とパスワードを入力して、「サインイン」をクリックします。

    サービス・マネージャに実行中のサーバーが表示されます。

  3. 「サービス」セクションで「管理サービス」をクリックしてログインします。

  4. ページ・タイトルの左側の「アプリケーション・ナビゲーション」アイコンをクリックし、ナビゲーション・パネルを開きます。

  5. 右側のナビゲーション・パネルで「構成」をクリックしてチェックポイント表を作成します。

  6. 有効な資格証明があることを確認してから、「Action」の下の「log in database」アイコンをクリックしてデータベースにログインします。

  7. +記号をクリックして、チェックポイント表を追加します。

  8. 作成するチェックポイント表のschema.nameを入力し、「発行」をクリックします。

  9. 「log out database」アイコンを使用して資格証明別名でログアウトし、表が正しく作成されたことを確認してから、再びログインします。

    ログインが完了すると、新しいチェックポイント表がリストされます。

  10. 「概要」をクリックすると、Administration Serviceのメイン・ページに戻ります。

  11. 「Replicat」の横の+記号をクリックします。

  12. 「パラレルReplicat」を選択し、「統合」または「非統合Replicat」を選択して、次にクリック 「次」を選択します。このドキュメントでは、「非統合」オプションが選択されています。

  13. 必要な情報を入力します。「資格証明ドメイン」フィールドと「資格証明別名」フィールドに入力したことを確認してから、「チェックポイント表」フィールドに入力します。その後で、新たに作成したチェックポイント表をリストから選択します。

  14. 「次」をクリックしてから、「作成および実行」をクリックしてReplicatの作成を完了します。

管理クライアントを使用した非統合並列Replicatの作成

  1. Oracle GoldenGateインストール・ディレクトリのbinディレクトリに移動します。

    cd $OGG_HOME/bin
  2. 管理クライアントを起動します。

    ./adminclient

    管理クライアントのコマンド・プロンプトが表示されます。

    OGG (not connected) 12>
  3. サービス・マネージャのデプロイメント・ソースに接続します。

    connect http://localhost:9500 deployment Target1 as oggadmin password welcome1

    接続文字列にhttpまたはhttpsを使用する必要があります。この例は非SSL接続です。

  4. 並列Replicatを追加します。完了まで数分かかる場合があります。

    add replicat R1, parallel, exttrail bb checkpointtable ggadmin.ggcheckpoint

    ADD REPLICATの一部としてわずか2文字の証跡名を使用することも、/u01/oggdeployments/target1/var/lib/data/bbのようなフル・パスを使用することもできます。

  5. Replicatが実行されていることを確認します。

    info replicat R1

    次のようなメッセージが表示されます。

    REPLICAT   R1        Initialized   2016-12-20 13:56   Status RUNNING
    Parallel
    Checkpoint Lag       00:00:00 (updated 00:00:22 ago)
    Process ID           30007
    Log Read 
    Checkpoint  File ./ra000000000First Record  RBA 0