DB2 LUWのデータベース構成

  • Oracle GoldenGate Extractプロセスは、DB2 LUWソース・データベースのトランザクション・ログ・ファイルを読み取るため、管理APIのDB2READLOG関数を呼び出します。DB2READLOGの他に、Extractは他の少数のAPIルーチンを使用して、起動時にソース・データベースの構成をチェックします。

  • Oracle GoldenGate Replicatプロセスは、DB2 LUWターゲット・データベースでDB2CLIインタフェースを使用します。このインタフェースのインストール方法は、DB2のドキュメントを参照してください。

  • データベースがローカルで定義されているかぎり、Oracle GoldenGateがインストールされているサーバーとは別のサーバーにデータベースを配置できます。たとえば、データベースmydbabc123にあるデータとともにローカルで使用できます:

    catalog tcpip node abc123 remote abc123.us.mycompany.com server 00000
    catalog db mydb as abc123 at node abc123 AUTHENTICATION server
  • DB2 Universal Databaseにはdb2trcと呼ばれる内部トレース機能があり、プロセス間通信リソース(IPC)を取得します(セマフォおよび共有メモリーの両方)。DB2のトレースが有効になっていなくても、オペレーティング・システムに対するsemget()呼出しを発行する場合があります。IPCリソースが取得されないことにより、これらの呼出しが失敗するため、DB2クライアントで次のコマンドを発行する必要があります。

    db2trc alloc 
  • ローカル・データベースを使用するDB2クライアントで最適なパフォーマンスを得るために、同じマシンにあるデータベースにOracle GoldenGateを接続するときには、TCP/IPではなくローカル・ノード・カタログを作成することをお薦めします。ローカル・ノードはIPCを使用するため、ソケットAPIを使用してローカル・データベースにアクセスするTCP/IPノードよりかなり高速になります。

  • 別のシステムからリモートでDB2 LUWに接続するには、IBMの次のドライバ・パッケージを使用する必要があります。

    • IBM Data Server Runtime Client

    • IBM Data Server Driver Package (DSドライバ)

    • IBM Data Server Client

    IBM Data Server Driver for ODBC and CLI (CLIドライバ)は、DB2 LUWではサポートされていません。