Oracle GoldenGateプロセス用データベース・ユーザー

Oracle GoldenGateには、データベース・ユーザー・アカウントが必要です。次のガイドラインに従ってこのアカウントを作成し、権限を割り当てます。

次の表に示すDB2権限をユーザーに割り当てます。これらは、DB2 ODBCで必要な権限以外に必要なものです。記載がないかぎり、すべてのExtract権限は、初期ロードおよびログベースのExtractプロセスに適用されます。

次の権限は、Oracle GoldenGateプロセスを実行するユーザーに、SYSCTRLDBADMのいずれかと、SQLADM権限を付与することによって設定できます。

表3-2 Oracle GoldenGate for Db2 z/OSに必要な権限

ユーザー権限 Extract Replicat

MONITOR2

(初期ロードExtractには非適用)

X

次のSYSIBM表に対するSELECT ON:

SYSTABLES

SYSCOLUMNS

SYSTABLEPART

SYSKEYS

SYSINDEXES

SYSCOLAUTH

SYSDATABASE

SYSFOREIGNKEYS

SYSPARMS

SYSRELS

SYSROUTINES

SYSSYNONYMS

SYSTABAUTH

SYSAUXRELS

X

X

ソース表に対するSELECT脚注 1

X

ターゲット表のINSERTUPDATEDELETE

X

CREATE TABLE脚注2

X

ODBCプラン(デフォルトはDSNACLI)に対するEXECUTE

X

SQLEXECプロシージャまたは使用する問合せで必要とする権限脚注 3

X

X

脚注1

表にLOB列が含まれている場合または初期ロードExtract (使用する場合)に対してのみ、ソース表に対するSELECTが必要です。

脚注2

GGSCIでADD CHECKPOINTTABLEを使用してデータベースのチェックポイント機能を使用する場合に必要です。

脚注3

SQLEXECによって、Oracle GoldenGateプロセスによるストアド・プロシージャおよび問合せの実行が可能になります。