導出オブジェクトのマッピングの無効化

NOMAPDERIVEDオプションを指定してDDLOPTIONSパラメータを使用し、これを含むMAP文のTARGET句に従って導出オブジェクトの名前が変換されないようにします。NOMAPDERIVEDによって、ベースまたは導出オブジェクトの名前を含む明示的なMAP文はオーバーライドされます。導出オブジェクトを含むソースDDLは、ソースと同じスキーマとオブジェクト名のターゲットにレプリケートされます。

次の表に、MAP文がベース・オブジェクトのみに対するものか、導出オブジェクトのみに対するものか、両方に対するものかに基づいたMAPDERIVEDの結果を、NOMAPDERIVEDと比較して示します。

基本オブジェクト 導出オブジェクト MAP/NOMAP DERIVED? MAPごとの導出オブジェクトの変換されるか 導出オブジェクトにベース・オブジェクトのスキーマが割り当てられるか

マップされる脚注1

マップされる

MAPDERIVED

はい

いいえ

マップされる

マップされない

MAPDERIVED

いいえ

はい

マップされない

マップされる

MAPDERIVED

いいえ

いいえ

マップされない

マップされない

MAPDERIVED

いいえ

いいえ

マップされる

マップされる

NOMAPDERIVED

いいえ

いいえ

マップされる

マップされない

NOMAPDERIVED

いいえ

いいえ

マップされない

マップされる

NOMAPDERIVED

いいえ

いいえ

マップされない

マップされない

NOMAPDERIVED

いいえ

いいえ

脚注1

「マップされる」とは、MAP文に含まれていることを示しています。

次の例では、NOMAPDERIVEDと比較したMAPDERIVEDの結果を示します。次の表では、ベース名と導出名の両方がMAPDERIVEDで変換されるため、トリガーと表のどちらもターゲットのrptに所有されていることを示しています。

MAP文 Extractに取得されたソースDDL文 Replicatにより適用されたターゲットDDL文

MAP fin.*, TARGET rpt.*;

CREATE TRIGGER fin.act_trig ON fin.acct;

CREATE TRIGGER rpt.act_trig ON rpt.acct;

次の表では、トリガーはfinによって所有されています。これは、NOMAPDERIVEDの使用によって変換が防止されているためです。

MAP文 Extractに取得されたソースDDL文 Replicatにより適用されたターゲットDDL文

MAP fin.*, TARGET rpt.*;

CREATE TRIGGER fin.act_trig ON fin.acct;

CREATE TRIGGER fin.act_trig ON rpt.acct;

ノート:

RENAME文の場合、新しい表名がベース表名とみなされ、古い表名が導出表名とみなされます。